ポーランド大統領が、来年1月のイラク選挙後、ポーランド軍部隊の撤退を開始すると表明。ポーランドは、アメリカを除くと、イギリス、イタリアに次いで2400人もの部隊を派遣している国。
すでに「有志連合」36カ国のうち、スペイン、フィリピンなどがすでに撤退。ノルウェーも連絡要員を残して撤退、ニュージーランドも9月末に部隊を撤退させました。オランダは来年3月で撤退します。ポーランドに次ぐ派遣国であるウクライナも、1月のイラク選挙後の段階的撤退を表明しています。オーストラリアも、総選挙の結果によっては、撤退する可能性があります。
そんななかで、日本は、明確な根拠もなく、自衛隊の派遣の1年延長を決定。ポーランド、ウクライナが撤退すれば、「有志連合」で残る主要国は、イギリス、日本、あとは韓国などに限られてきます。日本政府は、いったいどうするつもりなんでしょう?
<イラク駐留>ポーランド軍、来年撤退へ
【パリ福島良典】ポーランドのクワシニエフスキ大統領は4日、パリでシラク仏大統領と会談した。会談後、クワシニエフスキ氏は来年1月のイラク移行国民議会選挙後に駐留ポーランド軍部隊の撤退を開始し、来年中にも撤兵を完了する方向で米国などと協議中であることを明らかにした。ポーランド軍の撤退については、同国のシュマイジンスキ国防相が既に「来年末まで」との方針を示していた。
クワシニエフスキ大統領は一方で、「ポーランドはイラクの危険を増大させる方向に進むことはできず、責任ある行動を取らなければならない」と指摘し、撤兵時期の最終決定については対米調整を重視する考えを示唆した。[(毎日新聞) – 10月5日19時26分更新]