先週公開の「ツイステッド」を見てきました。カリフォルニアを舞台にした警察もののサイコ・ミステリー?です。
警官ジェシカ(アシュレイ・シャド)は念願かなって殺人課に配属されるが、そのとたんに、連続殺人事件が発生。被害者はいずれもジェシカが関係をもった男たち。しかも、泥酔していたのか、ジェシカには犯行時の記憶がない…。一方、ジェシカの周辺には、ストーカーらしき影も…。はたしては犯人は…?
twistedというのは、「ねじられた、より合わされた」という意味とともに、「(真実が)ねじ曲げられた、歪曲された」とか、「(心が)ねじ曲がった、ゆがんだ」という意味を持っています(小学館『プログレッシブ英和中辞典 第3版』など参照)。そのタイトルどおり、お話はかなり絡み合っています。ストーリーがすすむにつれて、ジェシカ本人も、自分には密かに“暴力”への志向(嗜好?)があるのではないかと思えてくる…。なかなか、凝ったつくりになっています。
しかし、そのわりには意外とあっさり終わってしまって、あんまり映画として成功しているという感じがしないのはどうしてなんでしょうねえ…。ぶっちゃけていってしまえば、美人で、アル中で、トラウマを負っているセックス好きの刑事のお話。アシュレイ・シャドは、予告編で見るよりもずっと美人だし、バーで男を漁って行きずりのセックスをむさぼる場面は“見どころ”なのかも知れませんが、市警の同僚の元彼氏からも追っかけられ、逮捕したレイプ犯の弁護士からも「よりを戻さないか」と言われ、パートナーとなった殺人課の刑事(アンディ・ガルシア)からも迫られる…。ちょっと出来過ぎ、やり過ぎという感じがしてしまいます。(^^;)
トラウマの原因となっている父親の事件が思わせぶりにくり返し登場するんですが、結局、事件の真実は犯人が最後に喋るだけ。もうちょっとジェシカ自身が探っていくみたいな展開があってもよかったんじゃないか、と思ってしまいました。それに、真犯人が突然豹変して正体を現わして「あいつらは街のクズだ。殺して当然だ」と言い出すというのも、あまりに“お定まり”のパターン…。もう少し何とかなりませんかねえ…。(^^;)
【映画情報】監督 フィリップ・カウフマン/製作・総指揮 スティーブン・ブラウン他/出演 アシュレイ・ジャッド、サミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシア、デビッド・ストラザーン/2004年アメリカ
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初めまして。
犯人はすぐに予想ついちゃったりして
あまりにも「あっさり」してたので、ちょっと拍子抜けでした。
最近はこういう感じのサスペンスで秀作が少ないので残念です。
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はじめまして。
私もこの映画には残念が思いがあります。
拍子抜けでした。
私も、A・ジャッドは予告よりも綺麗だったと思います。
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