最近は、駅前などでの派手な勧誘が減ったと思っていたら、今日の「東京新聞」に、ヤフーBBのADSL勧誘をめぐるトラブルが取り上げられていました。
中には、勧誘を断っていたにもかかわらず、一方的にモデムを送りつけたとか、モデムを送り返したにもかかわらず「別途、解約手続きがおこなわれていない」として利用料を請求する、など、相変わらずの手口と相変わらずのトラブル。この会社って、ホントに直らないですねえ…。
記事によれば、顧客対応窓口である「カスタマーサポートセンター」自体が外部委託業者であり、料金請求も外部委託業者だということで、いくらトラブルが発生してもヤフーBB本体はすこしも痛まない構造になっているようです。
ヤフーBBの勧誘トラブル多発
通信大手のソフトバンクグループが運営するインターネット接続サービス「ヤフーBB」のADSL(非対称デジタル加入者線)勧誘に絡むトラブルを9月9日の生活面で報道したところ、読者から「同じような経験をした」という声が多く寄せられた。電話勧誘でのトラブルが多く、契約が成立したかどうかについて、消費者とヤフー側に意識のずれがあることがトラブルの一因となっている。 (稲田 雅文)
◇読者の声
■事例1
二月ごろ電話勧誘を受け「二カ月間無料」と説明された。インターネットの仕組みを利用した電話「BBフォン」を試しに使ってみようと思い、モデム(接続装置)を送ってもらうことにした。契約書に署名、押印していないので、契約したという認識はなく、無料期間の間に契約するかどうか判断しようと思っていた。すぐモデムが届いたが、設定に手間がかかりそうだったため、箱に入れたまま保管してあった。すると突然、二カ月分の利用料として約六千七百円の請求が来た。解約し、仕方なくコンビニで払った。=男性(40)
■事例2
今年二月に何度か電話勧誘があり、そのたびに必要ないと断っていた。しかし、たまたま帰省していた長男が電話を取ったところ、「モデムを送った」と一方的に言われた。数日後に宅配便でモデムが届き、すぐ送り返したが、その後、二カ月分の利用料約八千七百円の請求書が届いた。
請求書に書いてあった番号に電話すると「解約の手続きをしないと、今後も料金が加算される」と言われ、電話で解約した。さらに一カ月分が加算された約一万二千八百円の請求が来たが、納得できないので払っていない。=主婦(47)■事例3
未成年の長男が二月、家電量販店でアルバイトをしている友人に「ノルマがあるので、名前を書いてほしい。二カ月無料キャンペーンだから、契約しても解約すれば大丈夫」と頼まれ、断り切れずに名前を書いた。モデムが届いたが、開封しなければ契約は成立しないと考え、その場で返却した。五月に約三千百円の請求書が届いた。長男が確認すると、勧誘した友人は「モデムを返したのだから解約になってるはず」と言った。
ところが、七月に再び請求書が届いた。カスタマーサポートセンターに問い合わせると「モデムの返却だけでは解約にならない。早く解約した方がよい」と言われたのでその場で解約。
仕方なく四カ月分約一万千八百円を入金した。=主婦(40)