イラク人質香田さん、遺体で発見

イラク国内で、武装集団に人質にとられていた香田証生さんが遺体で発見されました。民間人を人質にとり、要求が受け入れられないと殺害するという行為は絶対に許されるものではありません。

もともと、今回の事件では、香田さんが勝手にイラクにはいり込んだのが悪いと言わんばかりの雰囲気でしたが、どのような動機で入国したのであれ、だからといって殺害されても仕方ないという理由にはなりません。ご家族のみなさんに、心からお悔やみ申し上げます。

小泉首相は「テロには屈しない」と言いますが、イラク国民からみてみれば、一方的にイラク国家を破壊して、イラクを今のような混乱状況に陥れたのは、アメリカです。その大もとを解決しないかぎり、「テロとのたたかい」といっても何の展望も生まれてこないのではないでしょうか。

香田さん遺体で発見 指紋が一致、政府確認(共同通信)

香田さん遺体で発見 指紋が一致、政府確認

 イラクの首都バグダッドで日本時間の31日未明、首を切断された若いアジア人男性の遺体が見つかり、日本政府は同日午前、指紋などからイスラム過激派武装組織の人質になっていた福岡県出身の香田証生さん(24)と確認した。政府は、香田さんを拉致した「イラク聖戦アルカイダ組織」が殺害したとみている。事件は発覚後4日で最悪の結末を迎え、小泉政権にとって痛手となった。自衛隊の撤退要求を拒否した影響との見方もあるが、小泉純一郎首相は派遣継続方針を明言、自民、公明両党も支持した。ただ12月14日で期限が切れる派遣期間の延長について公明党は慎重な立場だ。
 イラクでの日本人殺害は昨年11月の奥克彦大使ら外交官2人、今年5月のフリージャーナリストの橋田信介さんら2人に続き5人目。人質にとられる形では初めて。(共同通信) – 11月1日0時2分更新

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