南米のウルグアイの大統領選挙で、左翼のタバレ・バスケス候補が当選。バスケス候補は、社会党、共産党など20以上の左派・中道勢力からなる「拡大戦線」から立候補。同国大統領選挙は、過半数を占める候補者がいない場合は上位2人による決選投票がおこなわれますが、バスケス候補は、開票率87%で得票率が50.4%。決選投票を待たずに当選が決定しました。
南米では、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチンなどで、あいついで左翼政権が誕生しています。
大統領にバスケス氏 ウルグアイ、初の左派政権
【リオデジャネイロ1日共同】ウルグアイ大統領選は1日、左派、進歩会議のバスケス元モンテビデオ特別県知事(64)が50.4%の得票率で過半数を占め、決選投票を待たずに当選確実となった。
同国独立以来、12年間の軍政を挟んで続いてきた保守系の2大政党による政治が幕を閉じ、初の左派政権誕生となる。貧困層の不満の高まりを背景に、ブラジルやアルゼンチンなど南米諸国で左派、中道左派の政権が続々と誕生している潮流も一層明確になった。
任期は来年3月1日から5年間。進歩会議は中道左派から元ゲリラまで広範な組織が参加。中道寄りの政策を目指すとみられる。
選管に当たる選挙裁判所の開票率87%現在の中間集計では、バスケス氏の得票率が50.4%。(共同通信) – 11月1日22時8分更新