ブッシュ再選…

まだ最終確定はしていませんが、どうやらブッシュ大統領の再選が決まりそうです。日本時間11月3日23時現在で、ブッシュ側の獲得選挙人数が254で、過半数まであと16に迫りました。選挙人20人のオハイオ州でもブッシュ優勢ということですので、ほぼ間違いないと報じられています。

投票日直前になって、ビンラディンのテロ予告ビデオが公開されるなど、選挙誘導と思われるような出来事もありましたが、率直な感想を言えば、やっぱりアメリカ人は、自己中で、世間知らずな田舎者だということ。それと、イラク戦争を争点に押し出そうとしたものの、結局、民主党も“同じ穴のムジナ”だということ。世界にとっては、新しい不幸な4年間となりそうです…。

ブッシュ大統領、再選有力…決着持ち越し(読売新聞)

ブッシュ大統領、再選有力…決着持ち越し

 【ワシントン=永田和男】2004年米大統領選は2日、全米で投票が行われ、3日朝(日本時間同日夜)までの開票作業で、共和党ジョージ・ブッシュ大統領(58)の再選が有力になった。
 ブッシュ氏は、全米得票総計で51%を獲得し、民主党ジョン・ケリー上院議員(60)の48%に350万票あまりの差をつけ、州ごとの選挙人獲得数でも過半数の270に迫る254を獲得、選挙人20人のオハイオ州をとれば、勝利が確定する。ブッシュ氏のリードは13万6000票。
 ただ、未開票の「暫定投票」総数がこれをわずかに上回る可能性があり、決着は3日以降に持ち越されたものの、ケリー氏の逆転は極めて難しい情勢だ。共和党は、大統領選と合わせて行われた上下両院選でも、議席を上積みして過半数を維持した。
 最終盤まで互角だった選挙戦を反映し、開票ではブッシュ氏が南部、西部、ケリー氏が北東部、西海岸など、双方がそれぞれの地盤で勝利した。
 AP通信によると、3日午前5時(日本時間午後7時)現在ブッシュ大統領は28州で計254人の選挙人を獲得し、残るオハイオ(選挙人20人)、アイオワ(7人)、ニューメキシコ(5人)の3州でリードしている。ケリー議員は19州と首都ワシントンで勝利し、計252人を確保した。
 ホワイトハウスのアンドルー・カード首席補佐官は3日未明、支持者に対し「ブッシュ大統領は少なくとも286人の選挙人を獲得し、再選を果たしたと確信する」「オハイオ州の州務長官から、票差は暫定投票を考慮しても統計的に(ブッシュ勝利が)覆らないと報告を受けた」などと語った。
 また、「ケリー候補に選挙結果を考慮する時間を与える」ため、当面はブッシュ大統領自身による勝利宣言を見送る方針も示し、ケリー陣営に圧力をかけた。
 一方のケリー陣営は、民主党副大統領候補のジョン・エドワーズ上院議員(51)が3日未明ボストンで支持者の前に姿を見せ、「我々は勝利を4年間待ったのだからあと一晩待つことも出来る」「最後の1票が数えられるまで戦う」などと述べ、徹底抗戦を宣言した。
 米大統領選は、前回のフロリダ州に続き激戦州の開票で、投開票日に決着がつかなかった。ただし、ブッシュ大統領は前回、有権者投票の総数ではゴア候補の得票を50万票以上下回りながら、選挙人獲得数で上回り勝利した。
 だが今回は逆に全米の総数で350万票以上のリードを見せており、ケリー氏側が前回のゴア氏のような長期間の抵抗をした場合、どこまで米国民の支持を取り付けられるかは不透明だ。
 今回の大統領選は、イラク戦争を巡り両候補が激しい論戦を展開。さらに財政や医療保険改革、銃規制など内政の主要分野で共和、民主両党が激しい論戦を演じ、国論が2分。選挙戦もこうした分裂を背景に、最後まで勝敗予測が出来ない大激戦となった。(読売新聞) – 11月3日23時54分更新

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