ホークスはソフトバンクへ

福岡ダイエーホークスは、ソフトバンクへの売却が本決まりしたみたいです。売却価格は公表されていませんが、福岡ドームとホテルを経営するコロニーが売却先の推薦権と同意権を持ち、ダイエーが受け取るのは最大50億円、残りを、チケット販売その他興行権をもつコロニーが受け取ることになっています。

ダイエー:ホークス球団、ソフトバンクに売却へ(毎日新聞)

ダイエー:ホークス球団、ソフトバンクに売却へ

 経営再建中の大手スーパー、ダイエーは8日、保有しているプロ野球球団、「福岡ダイエーホークス」の経営権を通信大手のソフトバンクに売却する方針を固めた。福岡ドーム球場などを保有し、球団売却先の推薦権を持つ米投資会社、コロニー・キャピタルも了承している。ダイエーとコロニー、ソフトバンクの3者は、来季に間に合うように今月末までに正式な売買契約を結ぶ方向で、今週中にも最終調整に入る。
 ソフトバンク以外にホークス買収に立候補する動きがないことに加え、「球団強化のために資金をつぎ込む」との意向を示しているソフトバンクの姿勢を評価した。今後、本拠地・福岡市のファンや地元経済界の理解を求めていく。プロ野球界では、近鉄とオリックスの合併、楽天の新規参入に続く再編劇となり、今後は同じように売却問題が取りざたされている西武ライオンズの動向が焦点となる。
 ダイエーは有利子負債の圧縮に向けて、福岡ドーム球場と隣接するホテルを今年3月、コロニーに売却。今年に入り、本格的に球団売却先の選定を進め、一時はロッテが合併を申し入れるなどパ・リーグ再編の焦点になっていた。
 ソフトバンクは、ダイエー本体の産業再生機構活用が決まったのを機にホークス買収に名乗りをあげ、日本プロ野球組織(NPB)関係者やコロニーなどと水面下で協議を進めてきた。
 ダイエーがソフトバンクへの球団売却の方針を決めたことで、再生機構が実質的に球団を保有する事態は回避できる見通しになった。再生機構もダイエーが売却を決めた経緯や理由を明確に説明することを条件に、ソフトバンクへの売却を認める方針だ。
 ソフトバンクに球団を売却した後も、ダイエーは球団株式の20%程度を保有して新球団に影響力を残し、優勝セールや応援セールなども引き続き実施したい考え。ただ、再生機構は「ダイエーが球団株を持ち続けることに意味はない」と完全売却を求める意向だ。
 ダイエーは04年2月末時点で1兆751億円の有利子負債を抱えており、このうち約8000億円を融資しているUFJ、みずほコーポレート、三井住友の主力取引3銀行とともに再生機構への支援要請を決めた。再生機構の支援を仰ぐことになったことで、ホークス球団への対応が注目されていた。[ 毎日新聞 2004年11月9日 3時00分 ]

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