日本の小泉首相とならんで、米軍のファルージャ攻撃に支持を表明している英ブレア首相だが、そのイギリスで、タイムス紙の世論調査で「イラク戦争は正しくなかった」という回答が57%を占めた。
労働党は、先の党大会で、かろうじてブレア政権支持の方針を決めたが、はたしてこのまま世論を乗り切れるかどうか…。
「イラク戦争は間違い」6割に=総選挙に影響か/英世論調査(時事通信)
「イラク戦争は間違い」6割に=総選挙に影響か/英世論調査
【ロンドン9日時事】9日付の英紙タイムズに掲載された世論調査結果によると、「イラク戦争は間違いだった」と考える人が全体の6割近くを占め、昨年4月以降の同様の調査で最高を記録した。
調査は、米軍がファルージャ総攻撃に踏み切るとの見方が強まった5日から7日にかけて、18歳以上の約1500人を対象に実施された。それによると、57%が「イラク攻撃は正しくない」と回答。「正しい」と答えた人は31%だった。
さらに回答者の半数が「イラク問題は英国の次期総選挙の投票行動に重大な影響を与える」と述べた。
(時事通信) – 11月9日21時2分更新