第2期ブッシュ政権はテオコン支配?

2期目のブッシュ政権は、「ネオコン」ならぬ「テオコン」――テオロジー(神学)、つまり宗教原理主義+ネオコンサバティブ(新保守主義)に支配されているというお話…。

中身は“いかにも…”の記事だけど、実際、ブッシュ再選に果たした宗教原理主義勢力の役割は無視できないものがあります。…あ〜あ(タメ息)

米国を完全に2分裂させ始めた「テオコン支配」 – livedoor ニュース

米国を完全に2分裂させ始めた「テオコン支配」

 ブッシュ大統領が再選された米国は、「ネオコン支配」から「テオコン支配」になり始めている。テオとはテオロジー(神学)。つまり「テオコン」とは、宗教原理主義とネオコンサバティブ(新保守主義)が結びついたものだ。
 日本の一部メディアは、司法長官に初めてヒスパニックが就いたと、さもブッシュ大統領をリベラルであるかのように評価しているが、司法長官に就いたゴンザレスは9・11の後、ジュネーブ条約を無視してでも容疑者を逮捕しろと主張していたような人物だ。
 さらに、最高裁判事には「中絶禁止」に賛成の判事が任命される可能性が高い。ブッシュ政権2期目の米国では猛烈な反動化が進むに違いない。
 リベラルな米国人は、本気で米国を危ないと思い、カナダへのビザ発給が増えているらしい。いま米国では、ケリー支持が強かった東海岸と西海岸はカナダと一緒になって「United States of CANADA」を建国し、ブッシュ大統領を支持した宗教原理主義者が支配している地域は「Jesus Land」として独立させるべきだというジョークさえ生まれている。それほど「テオコン支配」が不気味に強まっているということだろう。
 実際、さっそくブッシズムが牙をむいた。大統領再選直後から、ただちにイラクのファルージャ攻撃を始めている。6000人いるとされるゲリラのうち、かなりの部隊は逃げてしまい、逃げ遅れた一般市民が大量虐殺されている。
 これでイラク国民の“反米感情”はさらに高まるだろう。来年1月の国民議会選挙のまともな実施は困難だ。行われたとしても不正な選挙。
 どうせイラク駐留は長引くのだから米軍13万人が「投票権」を獲得して、イラク選挙で投票させればいい。そうなれば、イラクは立派な「アラー&ジーザスリパブリック」に変わる――。こんなジョークを米国の友人に話したら「心配するな。米大統領選で使用された電子投票機がイラクに輸出される。この投票機はケリーと押しても、ジョージ・W・ブッシュとなるように細工されている。これをアラウィに変えれば十分だ」とジョークで返してきた。
 あまり笑えないジョークだが、米国とイラクの実態をよく表していると思う。【金子勝】
【日刊ゲンダイ 2004年11月18日掲載】

この「金子勝」って、あの…?

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