オペラ初体験

今日、新国立劇場で、リヒャルト・シュトラウスのオペラ「エレクトラ」を見てきました。オペラ初体験です。p(T_T)q カンドーした〜 

前から2列目のほぼセンターの席で、ピットの指揮者は頭のてっぺんとときどき振り上げる指揮棒しか見えません。(^^;) しかし、舞台のソリストは表情までよく見えて、聴いて楽しむ、見て楽しむ、なるほどオペラは総合芸術だというのを納得しました。しかし、舞台の両袖に表示される字幕を見ると舞台が見えないし、舞台を見ると字幕が見えないし…。悩ましい? それに、字幕もかなり省略してるみたいで、台詞(ドイツ語)が分かったらもっと面白くなったんでしょうね。残念!

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2列表示に戻しました…

3列表示にしてみたんですが、表示幅を広くすると、サイドバーなしの個別エントリーがだだっ広くなりすぎるし、表示幅を狭いままにして3列表示にしたら、やたらセンターが狭くなるし…。うまく行きませ?ん(/_;)

ということで、2列表示に戻してしまいました。
もっと画期的なデザインにしたいんですが、もともとデザイン能力がないので…。

日中首脳会談のやり取りをどう読むか

日中首脳会談にかんするブログの書き込みについて総じて質が悪いと書きましたが、そんななかで、珍しくまっとうに読ませる記事を発見しました。

日中首脳会談、けっこうおもしろかったかも。――駆け引きはこれから。(Tomorrow’s Way)

首相の靖国神社参拝そのものについていえば、僕は、憲法の政教分離の立場からみて許されないと考えますが、yodaway2さんの「中国側の主張を裏返せば、靖国問題を解決できれば日中関係はもっと発展できるということだ」という指摘は全く同感です。

中国側が問題にしているのは、A級戦犯が合祀されている靖国神社に首相が参拝すること。戦没した国民一般を追悼することに反対している訳ではありません。、もともと天皇のために戦死した「忠臣」を祀る靖国神社がそれにふさわしい施設だとは僕は思いませんが、それは国内問題というのが中国側の立場でしょう。

だから、靖国参拝問題を解決して、日中両国関係の発展をはかることは十分可能だし、中国側はその道筋をくり返し示唆してきたと思います。その意味でむしろ、靖国参拝問題は日本の国内政治の問題だといえるのではないでしょうか。経済的に見て、いまや日本は「中国さまさま」の状態。さらに、北朝鮮問題の6カ国協議、あるいはASEAN+3の展開など、日本を取り巻く国際環境の発展という点でも、日中関係を進展させることは、十分日本の利益になって、おつりがくるぐらいだと思うのですが…。

こういう態度が不信を招くのだが…日中首脳会談後の小泉首相の発言

日中首脳会談を終えた小泉首相が、来年以降の靖国神社参拝の継続を示唆する発言。

中国を侵略した「A級戦犯」を神と祀る神社に、総理大臣が参拝しておいて、それを「都合の悪い問題が起きても、関係発展の支障にならないように」と言っても、それは“虫が良すぎる”というものでしょう。首脳会談の場では「中国側の立場は理解した」と発言したと伝えられていますが、その舌の根も乾かぬうちに、こういうことが平気で発言できる小泉首相は外交を担う資格なしとしか言いようがありません。

それにしても、この問題で検索してみると、あっちこっちのブログの書き込みは全体として質が悪いですねえ。読売新聞なんぞに乗せられて、「内政干渉だ」「独裁国家が何を言う」「靖国問題を持ち出せばいいと言うものではない」等々。「これまで日本は何度も謝罪してきた」というのもありましたが、ドンガンドンガン騒音をまき散らす隣家に抗議して、一方で「謝罪」しながら、騒音も出し続けたら、誰が「謝罪」を真に受けるでしょうか? 靖国参拝問題は、外交のルール、原則の問題。侵略戦争の「戦犯」を神と崇めつつ、中国や韓国、東南アジア諸国との友好関係の発展が望むべくもないことは明らかだと思うのですが。

靖国参拝の継続示唆 首相、大局的に中国と協力(共同通信FLASH24)
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日中首脳会談で靖国参拝中止を求められた小泉首相

APECの場を利用して、小泉首相と胡錦濤・中国国家主席との首脳会談が行われました。

小泉首相は「小泉首相は日中間の相互理解の必要性を強調し、共通の利益を発展させたい」と述べたそうですが、日中相互理解にとって一番の懸案事項である日本の総理大臣の靖国神社参拝問題については、胡錦濤主席から「靖国参拝が日中の政治停滞、困難の原因だ」とズバリ指摘されたのにたいし、持論をくり返すだけ。国家主席からまともに靖国参拝問題を持ち出され、日本政府にはもはや“逃げ場”がなくなったかっこうです。

日本政府にしてみれば、中国海軍潜水艦の領海侵犯問題で、悪くても“相打ち”にできると思っていたのかも知れません。しかし領海侵犯問題は、すでに中国側の「遺憾」の表明で外交上は解決済み。また、東シナ海のガス田開発問題でも、もともと中国側が日本側の主張する「中間線」を超えてない以上、「対立」は日本の政治家があおっているだけのもの。この問題でも、それ以上、日本側から主張する中身もなく、終わらざるを得ませんでした。

胡錦濤首相からは、あらためて中国政府として日中関係を重視していること、その「立場」として、あらためて(1)3つの政治文書(1972年の国交正常化共同声明、78年の平和友好条約、98年の共同宣言)の順守。「歴史を鑑(かがみ)として未来に向かい、大局に立って関係を発展させる」立場、(2)地域国際問題での協力、(3)相互理解と信頼関係の促進、(4)共通利益を踏まえた経済交流の促進、の4点(これは中国政府が従来から主張していること)が示されました。これにたいし、日本側は靖国参拝問題を問われ、そもそも日中関係を、日本政府がどういう立場で進めようとしているのか、その根本が問われたかっこうになったのではないでしょうか。

靖国参拝・原潜問題で応酬 日中首脳、チリで会談 – asahi.com : 政治
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