toto(サッカーくじ)の今期売り上げ総額は約156億円で、前年比約46億円のマイナスに。その結果、スポーツ界への助成金に回す減紙が0円となる見通しです。
もともと導入時から、「くじでスポーツ助成とは」と疑問のあったtotoですが、その肝心の助成ができなくなり、導入当初の目論見は完全に破綻したといえるでしょう。
サッカーくじの売り上げ、前年比約47億円減
サッカーくじ(toto)の今季売り上げ総額が29日まとまり、前年から46億9900万円減の155億7700万円にとどまった。試合結果を予想するトトはほぼ前年並みの133億3400万円を売り上げた。しかし、得点を予想するトトゴールは前年の約3分の1の22億4300万円と激減した。
くじを運営する日本スポーツ振興センターは既に11月の時点で、払い戻しや経費を除くとスポーツ界への助成金に回す原資がほぼ0円となる見通しを示している。売り上げ回復を目指す文部科学省では来年度から当たりやすいくじの導入や、インターネット販売の開始を決めている。〔共同〕 (20:17)