昨日、ヤマト運輸と佐川急便が「メール便」未配達が見つかったと発表。ヤマト運輸が4837通、佐川急便は3024通。佐川急便は、11月に、約3万2000通の未配達が明らかになっています。
ヤマトと佐川、メール便計7800通未配達(読売新聞)
毎日メディアサービス:下請け配達員、ダイレクトメールなど未配達??福岡・北九州(毎日新聞)
記事を読むと、佐川急便の場合ですが、佐川急便から委託を受けた業者が、さらに下請けやアルバイトなどに配達を請け負わせているんですよね。だから、本当に配達されているかどうか、佐川は直接把握できないということ。郵政民営化で郵便事業に民間を参入させると言っても、こんな実態で本当に大丈夫なんでしょうか?
ヤマトと佐川、メール便計7800通未配達
宅配便最大手の「ヤマト運輸」(本社・東京)は17日、新潟、奈良の2営業所で2002?2003年、ダイレクトメールの「クロネコメール便」計約4800通が配達されていなかったと発表した。
「佐川急便」(本社・京都)も同日、新潟、奈良、岡山、熊本、大分の5県で2003?2004年、配達員がダイレクトメールの「飛脚メール便」を自宅に持ち帰って隠すなどして、計3024通が配達されていなかったことを明らかにした。[読売新聞 12月18日1時20分更新]
毎日メディアサービス:下請け配達員、ダイレクトメールなど未配達??福岡・北九州
◇ダイレクトメールなど3万2000通毎日メディアサービス(北九州市小倉北区)は24日、佐川急便(京都市)から配達を受託した「飛脚メール便」のうち3万2291通を、業務を委託したナカバヤシトータルサービス(北九州市八幡西区)の男性配達員(33)が放置、破棄したと発表した。
北九州市環境局から22日、「八幡西区の回収ごみの中から大量のメール便が見つかった」と佐川急便に連絡があり、同社と毎日メディアサービスが処分場を調べ、未配達のメール便2381通を発見した。ナカバヤシトータルサービスの配達員を追及したところ、「雨の日などに配らなかった」などと認めた。さらに自宅に2万9910通の未配達分を隠していたことが分かり、計3万2291通を回収した。メール便のほとんどはダイレクトメールだった。今年8月ごろから、差出人から佐川急便に「メール便が届いていないようだ」と問い合わせがあり、毎日メディアサービスや「ナカバヤシ」が調べていたが、分からなかった。
毎日メディアサービスは毎日新聞社の販売関連子会社で、03年2月から北九州地区を中心に大分県や福岡都市圏の一部の配達を佐川急便から受託している。大半は販売店が配達しているが、北九州市若松区分のみはナカバヤシトータルサービスに委託している。回収した分は今年1?10月に全国98社から集荷したものだった。◇毎日メディアサービスの田中浩二社長の話
当該メール便は下請け会社に委託していたものですが、このようなことが起き、お客さまならびに佐川急便に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。原因について徹底的に調査し、責任の所在を明らかにしたうえで、再発防止に全力を尽くす所存です。[毎日新聞 2004年11月25日 東京朝刊]