ブッシュ政権が2004年内の実戦配備を目指していたミサイル防衛システムですが、15日に地上配備型迎撃ミサイルの飛行実験に失敗。その結果、同システムで初の実戦配備を目指していたアラスカ州フォートグリーリー基地の地上配備型迎撃ミサイル六基の稼働が来年にずれ込むことが明らかになりました。
米ミサイル防衛、稼働は来年にずれ込み・米軍スポークスマン(NIKKEI NET)
米ミサイル防衛、稼働は来年にずれ込み・米軍スポークスマン
【ワシントン=共同】米北方軍(コロラド州)スポークスマンは17日、今年中にミサイル防衛で初の実戦配備を目指していたアラスカ州フォートグリーリー基地に設置された地上配備型迎撃ミサイル六基の稼働が来年にずれ込むことを明らかにした。
ブッシュ大統領は2002年、ミサイル防衛の04年中の配備を決定。近く稼働宣言する予定だったが、15日に同じ地上配備型迎撃ミサイルの飛行実験に失敗、延期を余儀なくされた。
ミサイルはフォートグリーリー基地のほか、13日にはカリフォルニア州バンデンバーグ基地に1基設置、年内にもう1基搬入される予定。 (2004/12/18 15:00)