月がとっても青かったから…という訳ではありませんが、今日は、吉祥寺で「靴に恋して」を見て帰ってきました。
高級靴店の店員のレイレ、娼館のオーナー・アデラ、知的な障害を持つアデラの娘ニキータ、亡くなった夫と前妻との間の子ども3人を育てるタクシー運転手のマリカルメン、高級官僚の妻のイザベル。レイレは5年間一緒に暮らしたクンとの間がうまくゆかず、アデラはニキータとの生活に疲れている。マリカルメンは、「あんたは他人」といって薬におぼれる娘に困惑し、イザベルは夫との愛情が冷めてしまってイライラする毎日…。そこに登場する男たち。
見事なのは、最初バラバラに見えた5人の女性のストーリーが、気がつくと、複雑に絡まり合って、引き絞られていくところ。トム・クルーズ主演の映画「マグノリア」(最後にカエルが降ってくる意味不明映画)みたいで、なんだかよく分からないままに感動しました。(^^;)
しかし、「シャルル・ジョルダン、グッチ、シャネルなど最高級のゴージャスな靴が300足登場!」と言われても、男の僕には…ねえ。登場する女優が美女、美脚ぞろいならともかく、レイレを除けば、みなさん…だし。それから、登場した男のうち4人がゲイ。まともなのは1人だけとは… ゲイの方が味のあるキャラになるということなんでしょうか?
と言っても、色彩のきれいなことは、「オール・アバウト・マイ・マザー」もそうでしたが、やっぱりスペインならでは! 喋れば自然と歌になるスペイン語も、こういう映画にはピッタリです。ただ、2時間15分はちょっと長すぎたかな。それに途中で、何度も話が終わりそうになって、それでもまだ続いていくので、最後はちょっとダレてしまいました。しかも、結末が回想で終わるなんて…。残業帰りのレイトショーだったので、余計にそう思ってしまったのかも知れません。ホントはこういう映画は好きなんですけどね。(^^;)
ということで、意味不明、グチャグチャ人生を楽しみたい人向けの作品です。(^^;)
【映画情報】監督・脚本:ラモン・サラサール/出演:アントニア・サン・ファン(アデラ)、ナイワ・ニムリ(レイレ)、ビッキー・ペニャ(マリカルメン)、モニカ・セルペラ(アニータ)、アンヘラ・モリーナ(イザベル)、エンリケ・アルキデス(ホアキン)、ダニエリ・リオッティ(クン)、ルドルフォ・デ・ソーサ(レオナルド)/2002年 スペイン映画
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私は長さも気にならない程、夢中になって見てしまいました。
なかなか素敵な映画でしたよね。
なぜかTBを2回も送信してしまいました。
ごめんなさい。
TB & コメントありがとうございます。
TBのダブリは削っておきましたのでご安心を。
僕の場合、レイトショーで夜8時45分から見たので、疲れてしまったのかも知れません。僕自身、こういう話は好きなんですよ。とくにタクシー運転手のお母ちゃんと息子の組み合わせは、ちょっと泣かせるものがありますね。
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TBありがとうございます!なんか嬉しいなぁ?。
確かに映画ってその時の体調や気分の持ちようで全く受ける印象が違ってきますよね。
私はまた「靴に恋して」観たいですね?。あれはやっぱり
女のための映画かもしれませんね。
これからもよろしくお願いしますね?!
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