今年をふり返る

今年の記念すべき出来事の1つは、ブログを始めたこと。去年7月にホームページを立ち上げて、もっぱら日記的なことを中心に書き進めていましたが、Movable Typeというものを知り、僕にピッタリということで、半年ほどの間に600以上のエントリーになってしまいました。

Movable Typeのカスタマイズでは、各方面にお世話になりました。
これからもよろしくお願いします。m(_’_)m

音楽関係では、

今年は何といっても1番は、始めてオペラを見たこと。11月の新国立劇場「エレクトラ」のチケットを譲ってもらい、前から2列目で堪能しました。年末の「メサイア」(BCJ、サントリーホール)も良かったです。
それから、3月の内田光子さんのリサイタル(サントリーホール)。ぎりぎりでもチケットがとれて、念願が叶いました。僕が行った日は、ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ3曲でしたが、内容の濃い演奏でとても感動しました。今年は、ほかにも、4月にフルートの高木綾子さんのリサイタルに行き、5月は新日本フィルのコンサートに登場した諏訪内晶子さんを聴き、12月にはナマ村治を初体験し…と、けっこうミーハーしました。(^^;)

映画関係では、今年見たのは結局27本。毎月3?4本を目標にしたのですが、結果は半分程度。月に4本見たときもあるのですが、1本も見れなかったときもあって、目標には達しませんでした。でも、印象に残った作品はいっぱいあります。エーリッヒ・ケストナー原作の「飛ぶ教室」「息子のまなざし」、相変わらず美しいニコール・キッドマン主演の「ドッグヴィル」、イタリア映画の伝統をしっかり受け継いでいた「僕は怖くない」、それに何といっても「シルミド」、笑えた「僕セザール」「堕天使のパスポート」「ピエロの赤い鼻」「エイプリルの七面鳥」「ベルヴィル・ランデブー」などなど…。今朝、テレ東でやってた「点子ちゃんとアントン」は映画館公開時に見逃した作品。「飛ぶ教室」にも共通する子どもの目線で子どもの世界をしっかり描いたいい作品でした。

読んだ本で印象に残っているのは、新刊では、チョムスキー『生成文法の企て』金熙徳『中国をどうみるか』池明観『韓国と韓国人』莫言『赤いコーリャン』ウィ・ギチョル『9歳の人生』虹影『飢餓の娘』谷口誠『東アジア共同体』永原慶二『苧麻・絹・木綿の社会史』丁玲『丁玲自伝』など。あと、置塩信雄先生の『資本制経済の基礎理論』『近代経済学批判』『経済学はいま何を考えているか』『蓄積論』『経済学と現代の諸問題』などを読んで、少しずつ経済学を勉強し直しているところですが、あらためてマルクス経済学の現代性と可能性みたいなものを実感しています。アルチュセール『不確定な唯物論のために』を読んで、あらためてアルチュセールのイデオロギー論の意味が見えてきたことも、今年の収穫といえます。最後に現在読んでいる最中のものですが、溪内謙先生『上からの革命』および関口裕子さん『日本古代家族史の研究』が、当面の目標です。

美術展・写真展は、「ヴィルヘルム・レームブルック展」(神奈川県立近代美術館・葉山館)と宮本隆司写真展「壊れゆくもの・生まれいずるもの」(世田谷美術館)ぐらいしか行けませんでした。反省…。

ということで、とりあえず今年の決算?は以上です。来年こそは、地には平和を、そしてすべての人々には幸福がありますように。

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