先週見てきた映画です。結論からいうと救いようのないお話。主役のチェ・ミンシクだからこそ作れた作品です。
突然、訳も分からずに15年間監禁されるなんていう荒唐無稽のストーリーも、チェ・ミンシクの演技を見ていると、納得させられてしまいます。殺しても飽き足らないような人への復讐その他、依頼に応じて、人を監禁する“商売”という設定が、そもそもぶっとんでいて、面白かったです。
チェ演じる主人公オ・デスとからむ女の子ミド役がカン・ヘジョン。ハイティーン雑誌のモデル出身というだけあって、なかなか魅力的でした。また、敵役のユ・ジテは、「アタック・ザ・ガス・ステーション!」(1999年)で話題になった俳優ですが、僕には、2000年の「リメンバー・ミー」(2000年)や「春の日は過ぎゆく」(2001年)でイ・ヨンエと共演した、優しく、おとなしい役柄が印象に残っています。
ところで、なぜ15年間も監禁されたのか?という、この映画一番の“謎”ですが、「そこまでやるか?」というのが率直な感想。途中から、こうなったらこう切り返し、そうきたらこんどはこうやって…と、どんどん設定が深みにはまってしまう訳ですが、それでも見てられるのは、やっぱりチェの演技力ということでしょうか。
【映画情報】監督・共同脚本 パク・チャヌク/原作 土屋ガロン、嶺岸信明/出演 チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・ヘジョン/2003年 韓国
TBありがとうございました。
自分はまだ映画の方は見ていないのですが、
1行目の「結論」はネタバレではないでしょうか・・?
漫画の方とは全然違う設定なので、パッと拝見して、
しまった!!と思いました。
一言注意書きがあれば、良かったかと。
早く映画の方見て来ます。
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初めまして。TB頂きアリガトウございます☆ワタクシは韓国映画経験は「シュリ」ぐらいしかなく、知識浅い上に、原作も読んだことがなく、口コミのみでの来場だったのですが、すっかり本作の虜になってしまいました。
チェ・ミンシク氏の鳥肌が立つような演技力も勿論、カット割、演出、美術どれを取っても、この映画に必要なモノが、的確にそこにあり、ビルの天辺での犬男ネクタイぶら下げシーン以降、わずかも現実に引き戻されることなく、ラストを迎えました(*^_^*)パク・チャヌク監督の他の作品もですし、ユ・ジテ氏の他の演技も興味深いので、これを機会に韓国映画を観て往きたいと思いました☆
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先日お伺いした者ですが、映画の方見て参りました。
おっしゃるように、演技・演出・映像の凄まじさ、完成度の高さにぐいぐい引き込まれてしまって、筋や結論を全部知っていてもなお、メチャクチャ面白かったです。
そして、これを見た後では原作の面白さがすっかり色褪せてしまいました。
同じエピソードを使って、全く別の映画を作り上げた監督の手腕に脱帽です。
韓国でこのタブーがもたらした衝撃は、日本とは比べようもないくらい大きかったのではないでしょうか?
こんな作品を産み出すことが出来るとは、韓国映画へのイメージが180度変わりました。
私も今後、チェックして行きたいと思います。
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