米政府は、イラクの大量破壊兵器について、何の証拠も発見できないまま、調査打ち切りを決定。
他方で、英紙タイムズの世論調査で、イラク戦争は「正しかった」とする回答は29%、過去最低を記録。「間違いだった」との回答は53%と、半数を超えました。
河北新報ニュース 米、証拠発見なく調査終了 イラク大量破壊兵器で
米、証拠発見なく調査終了 イラク大量破壊兵器で
【ワシントン12日共同】米ホワイトハウスは12日、イラクで大量破壊兵器を捜索していた中央情報局(CIA)主導の調査団が一つの証拠も発見できないまま現地での活動を終えたことを明らかにした。
調査団は昨年10月、ブッシュ大統領がイラク戦争の大義に掲げた大量破壊兵器はなかったと結論づける報告書を議会に提出、イラク戦争の正当性を問う声が米内外で一気に高まるきっかけをつくった。調査団の活動は、今回の現地調査打ち切りで事実上完了、来月に予定される追加報告書の発表を残すだけとなった。
マクレラン大統領報道官は12日の記者会見で「戦争に踏み切り、フセイン政権を打倒したのは正しい判断だった」とのブッシュ大統領の発言を引用し、あらためてイラク戦争を正当化。また「今、重要なのは米国と同盟国が蓄積した情報の誤りを再点検し、不備を正すことだ」と強調した。[河北新報ニュース 2005年01月13日木曜日]
イラク戦争支持は29%に 英紙調査 過去最低
12日付の英紙タイムズが掲載した1月の世論調査結果によると、イラクへの軍事行動について「正しかった」と回答した英国人の割合が29%と、同紙の世論調査としては最低を記録した。
調査では53%がイラク戦争を「間違いだった」と回答。与党労働党の支持者の間でも、同様の回答が戦争に肯定的な意見を初めて上回った。
同紙の調査では、イラク戦争を肯定する人の割合は、開戦後の2003年4月に64%に達したのが最高で、その後徐々に低下していた。
調査は1月7日から3日間、18歳以上の約1500人を対象に電話で行われた。(共同)[SankeiWeb 01/12 14:41]
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