大野防衛長官が訪韓し、尹光雄国防相と会談。
そのなかで尹国防相は、自衛隊の活動について「専守防衛、平和憲法、非核三原則などの範囲内で」と注文。アジアから見れば、これが最低限の条件でしょう。
自衛隊活動「既存の原則内で」 防衛首脳会談で韓国側求める(中日新聞)
自衛隊活動「既存の原則内で」 防衛首脳会談で韓国側求める
【ソウル=篠ケ瀬祐司】大野功統防衛庁長官は13日、ソウル市内で尹光雄(ユン・グァンウン)国防相と会談した。
この中で、大野長官は自衛隊の国際平和協力活動の積極化を盛り込んだ新防衛計画大綱など、日本の防衛政策について説明。韓国国防省によると、尹国防相は「専守防衛、平和憲法、非核三原則など既存原則の範囲内で、地域の安全保障に寄与する防衛政策を推進してほしい」と、自衛隊の活動範囲がこれまでの原則を超えて過度に拡大しないよう求めた。
会談後、大野長官はソウル市内で記者団に対し、日韓防衛当局間の信頼強化に向け、人的交流のあり方を明記した「合意文書」を作ることで一致したことを明らかにした。
文書には防衛首脳会談や各種事務レベル会合の頻度などを盛り込み、今年後半で検討中の尹国防相来日時の締結を目指す。
大野長官は同日、潘基文(バン・キムン)外交通商相とも会談し、防衛政策などについて説明し、理解を求めた。[中日新聞 2005年01月14日]