僕の記事NHK特番への介入問題(続報)に、あるトラックバックをもらったのですが、ちょっと考え込んでしまいました。
僕は、コメントについては、spam対策と言うこともあって、公開する前に僕自身がチェックするようにしています。しかし、トラックバックはオープンにしています。そして、これまでは、あまりトンチンカンなTBはもらったことがありませんでした。
しかし、このTBはどうしたいいか、考え込んでしまいました。TB元をたどってみると、書き手は「還暦近い」男性のようなのですが、民衆法廷を取り扱ったNHKの特番が短縮させられたのは当然だ、とか、チーフプロデューサの告発を「左翼のテロ」だいうような無責任な中身が書かれています。「公正な報道」とは何かという議論では、さらに輪をかけたような眉唾サイトの無責任な書き込みを鵜呑みして、丸写ししています。
番組の内容に賛成する・しないという問題とは別に、「報道の自由」とは何か、憲法が報道の自由、表現の自由を定めているのはなぜか、そういうことを考えたこともないとしか思えません。従軍慰安婦問題=「反日」=左翼の謀略という、お粗末な図式を得意げに振り回しているだけ。「日本人の生存、発展、団結に役立つ」というのが「公正」の基準だ、などという議論に、どうして納得できるのか、僕には理解不能です。
問題は、そこから僕にTBを送ってきたのはどういうことか、ということ。反論のつもりか? 批判のつもりか? それとも単純に「読んでもらいたい」と思ったのか? それとも、僕のサイトに興味を持ったのか。僕の書き込みに賛成して、という可能性だけはゼロだと言えますが…。嫌がらせなら、スパムTBとして処理するだけなので、簡単なんですが。
ピンバック: 週刊オブイェクト