日銀特融焦げ付き1111億円

1997年に経営破綻した山一証券が破産手続き終結。日銀の特別融資1111億円が回収不能となり、国民負担となります。

山一証券、26日に破産手続き終結・国民負担1111億円(日経新聞)

山一証券、26日に破産手続き終結・国民負担1111億円

 旧四大証券の一角で、1997年に経営破たんし99年6月に東京地裁から破産宣告を受けた山一証券は26日、破産手続きを終了する。同日に最後の債権者集会を開き、最終的な債権回収状況などを報告した後、東京地裁が手続き終結を決定する見通しだ。日銀が実施した特別融資の回収不能額は最終的に約1111 億円となる見込みで国民負担額が確定する。
 山一は2600億円を超す簿外債務が発覚し97年11月に自主廃業に追い込まれた。その後、約17兆円に上る預かり資産を顧客に返還する一方、国内外に残る自社資産の売却を進めてきた。昨年12月には債権者への最終配当を終えた。
 山一証券の法人登記も2月中には抹消される見通しで、破たんから7年余りを経て山一は名実ともに「完全消滅」する。 [NIKKEI NET 2005/01/26 07:00]

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