アメリカ政府は、核弾頭付きの特殊貫通弾の研究費約400万ドルを2006会計年度の予算に計上。同予算は、2005会計年度には民主党などの反対で予算から削除されていました。
米政府、新型核の研究予算を復活
【ワシントン支局】米政府は7日発表した2006会計年度(05年10月?06年9月)のエネルギー省予算案に、核弾頭付きの特殊貫通弾(バンカーバスター)の研究費400万ドル(約4億2000万円)を盛り込んだ。07年度予算にも1400万ドルを計上する方針。
米政府は05会計年度予算案で核弾頭付き特殊貫通弾を含む新型核兵器の研究費を要求したが、「核不拡散の方針に逆行する」とする民主党議員などの反対で議会が削除していた。今回の予算で復活を狙う考えだ。
核弾頭付き特殊貫通弾は、テロ組織の地下軍事施設や生物・化学兵器などの破壊が目的。米政府は研究のみで直ちに開発に移行するわけではないと説明しているが、国際社会の反発も予想される。[NIKKEI NET 2005/02/08 19:25]