819億ドルの内訳は、米軍のイラク、アフガニスタンの駐留経費・装備強化に749億ドル、スマトラ沖大地震と津波支援に9億5000万ドル、イラク派兵の「有志連合」への見返り支援に4億ドル、パレスチナ支援2億ドルなど。他に、バグダッドに設ける米大使館の建設費用として6億5800万ドル、それとは別に7億1700万ドルの運営・警備費も計上されているそうな。
米大統領、819億ドルの追加支出を議会に要請
ブッシュ米大統領は14日、米軍のイラク駐留経費などを中心とした819億ドル(約8兆6000億円)の追加支出を議会に要請した。主な内訳は、イラクやアフガニスタンの駐留経費や装備の増強に749億ドル、スマトラ沖大地震と津波の被災国に対する支援と被災地での米軍の救援活動に9億5000万ドル、イラク戦争に協力してきたポーランドなど「有志連合国」への支援に4億ドル、パレスチナ支援に2億ドルなど。
今回の支出にともない05会計年度(04年10月?05年9月)の財政赤字は過去最大の4270億ドルに達する見込みだ。ブッシュ大統領が7日に提出した06会計年度予算教書はイラク関連経費を盛り込んでおらず、今後も追加支出を迫られるのは確実と見られている。[asahi.com 02/15 10:15]
米政府、8兆6000億円のイラク・アフガン補正予算要求(日経新聞)
米政府、8兆6000億円のイラク・アフガン補正予算要求
【ワシントン=森安健】ブッシュ米大統領は14日、議会に対して819億ドル(約8兆6000億円)のイラク・アフガニスタン補正予算を要求した。駐留米軍の維持費に加え、バグダッドに設ける米大使館の建設費用として6億5800万ドル(約690億円)も盛り込んだ。
大統領はハスタート下院議長への書簡で「米軍が民主主義を前進させ、抵抗勢力と戦い、イラク治安部隊を育成することに充てる。緊急で欠くことのできない要求だ」と説明した。予算のうち425億ドルはイラク・アフガニスタン両駐留米軍の維持費。装甲車両の導入など米軍装備の強化に173億ドルを充てる。現地の兵士から装甲不足を訴える声が上がり、装甲強化は今回の補正の焦点だっった。バグダッドの大使館は建設費とは別に7億1700万ドル(約750億円)の運営・警備費を計上した。[NIKKEINET 2005/02/15 10:05]