通常型空母の再配備の可能性

横須賀を事実上母港とする米空母キティーホークの後継艦として、原子力空母が配備されると言われていますが、17日の米下院軍事委員会公聴会で、クラーク海軍作戦部長が、通常型空母ジョン・F・ケネディを再配備する可能性があると指摘。ただし、これはあくまで可能性の問題。一度退役させた空母を再配備するためには相当の費用がかかるうえ、米軍全体では空母12隻態勢から11隻態勢へ縮小する計画なので、ジョン・F・ケネディが再配備されれば、他の現役原子力空母を退役させざるをえなくなるので、可能性は小さいとのこと。

それだけに、日本国内で原子力空母反対の世論を広げ、政府にしっかりとアメリカに要求させることが肝心。そうすれば、通常型空母が配備される可能性が出てくると言うことです。

通常型空母の再配備可能 キティホーク後継で米海軍長官(朝日新聞)

通常型空母の再配備可能 キティホーク後継で米海軍長官

 イングランド米海軍長官は17日、下院軍事委員会の公聴会で、横須賀基地(神奈川県)を事実上の母港としている通常型空母キティホークの後継艦について、日本側が原子力空母の受け入れを拒んだ場合には一度退役した通常型空母を再配備することも可能だという見方を示した。
 10日の上院軍事委員会で、クラーク海軍作戦部長が後継艦は原子力空母以外に選択肢がなくなるという見方を示して、地元・横須賀市を中心に反発が広がったため、緩和する狙いがあるようだ。
 米海軍は現在保有している通常型空母2隻のうち、ジョン・F・ケネディを年内に、キティホークを3、4年後に退役させるため、キティホークの後継艦は原子力空母以外に選択の余地がないというのがクラーク部長の説明だった。
 しかし、イングランド長官は17日の公聴会で「我々はケネディを予備艦にする」と述べ、ケネディは退役させた後も取り壊さずに予備艦として維持する方針を表明。「ケネディを再び配備する必要があれば日本や他の国のためにそうすることができる」と述べ、日本側が原子力空母の受け入れを拒んだ場合などには一度退役したケネディを再配備することも選択肢として残されていることを強調した。
 ただ、国防総省は米軍変革の一環として空母12隻態勢を11隻態勢に縮小する方針を決めており、一度退役させた旧式の通常型空母を、再配備することは予算上の制約もあって極めて難しいと見られる。[asahi.com 2005/02/18 22:20]

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