今日の「日経」の「ゼミナール」欄で紹介されていたデータですが、各国の高齢者の有業率を比較すると、日本は異常に高い。
●65歳以上人口に占める就業者の割合(%)
国名 | 平均 | 男 | 女 |
---|---|---|---|
日本 | 19.7 | 29.0 | 12.9 |
アメリカ | 13.5 | 17.8 | 10.2 |
ドイツ | 2.9 | 4.4 | 1.8 |
フランス | 1.1 | 1.7 | 0.7 |
出所:総務省統計トピックスNo.9「統計からみた我が国の高齢者」(2004年9月19日発表)II、高齢者の暮らし
「日経」に紹介されている統計(ILO資料)とちょっと数字は違うけれど、だいたいの傾向は同じ。残念ながら、これは、“日本では、お年寄りでも元気に働いている人が多い”というより、“日本は、年金制度などが不十分なため、いつまでも働かないと暮らしていけない”ということでしょう。
以前、日本共産党の不破哲三議長が、「ヨーロッパだと、働いている人はみんな“いよいよ年金をもらえるようになる”と楽しみにしているのに、日本ではそれが暗い話題になる」と指摘していましたが、まさにそのとおりの結果です。
おっしゃるとおりだと思います。社会保険庁のホームページに「(生活)保護費を自由に貯蓄して、旅行をしたり、ぜいたくといえるような商品を好きに買うこともできません。」と書かれていますが、現行の満額で67,017円の基礎年金で、そんな余裕が生まれるとは思えません。
それに万が一の備えとしての、障害基礎年金や遺族基礎年金は確かに有難いと思いますが、受給要件については詳しくは書かれていません。
あまり詳しく見たら余計「暗く」なるかもしれませんね・・・。
http://www.nenkin.go.jp/
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