性犯罪者の再犯率

警視庁が、13歳未満を対象にした暴力的性犯罪者の再犯率を調査したところ、昨年1年間に検挙された466人のうち再犯者率は16%、その他下着ドロやいわゆる「青少年保護条例違反」など性的犯罪で検挙歴のある者は120人で、全体のおよそ25%を占めていることが判明。

つまり、日本の司法機関は性犯罪者の更生に失敗しているということですね。犯歴情報を通知するかどうかを議論する前に、まずその点をよ〜〜〜く反省してほしいと思います。

しかし、「危険」だから前歴者の情報を、という理由で前歴情報が流されるなら、「傷害・恐喝」、「強盗」、「詐欺」も危ない…ということになって、際限なく前歴情報の対象が広がるだけ。交通事故だって再犯率が高いかも? だとしたら、あなたの「前歴」だって流されていくかも知れませんよ…。

<暴力的性犯罪>25%が性犯罪検挙歴 再犯率調査(毎日新聞)

<暴力的性犯罪>25%が性犯罪検挙歴 再犯率調査

 出所者情報の提供を法務省から受ける基礎資料の一つとするため、警察庁は子ども(13歳未満)を対象にした暴力的性犯罪者(強姦(ごうかん)、強盗強姦、強制わいせつ、わいせつ目的略取・誘拐)の再犯率を緊急調査した。昨年1年間に検挙された466人のうち、過去にも子どもに暴力的性犯罪を加えた検挙歴のある者の割合(再犯者率)は16%(74人)だった。
 過去になんらかの検挙歴があった者は193人。このうち、性的犯罪で検挙歴のある者は120人で、全体のおよそ4人に1人(25%)の割合。子ども対象の暴力的性犯罪のほか、下着盗、児童買春、青少年保護育成条例違反(淫行〔いんこう〕)など他の性的犯罪が28人▽子ども以外を対象にした暴力的性犯罪が18人。子供を対象とした暴力的性犯罪者が何らかの性犯罪を繰り返す再犯者率は、傷害・恐喝(各20%)、窃盗(19%)、詐欺(18%)などを上回っている。
 また、82年から97年の間、子ども対象の強姦事件で検挙された506人の再犯率も調査。昨年6月までに、子ども対象の強姦か強制わいせつで再犯をしたのは2割の103人に上っている。【窪田弘由記】[毎日新聞 3月4日17時10分更新]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください