最低でも!虐殺26人

AP通信は、イラクとアフガニスタンで米軍およびアメリカ政府機関が拘束した108人のうち、26人は虐殺された可能性があると指摘。米国防総省は、今月10日に、「虐待での志望は6人」と発表していましたが、実態はそれより深刻だったことが明らかになりました。

米軍拘束:108人死亡 うち26人は虐待伴う殺人で捜査(毎日新聞)

米軍拘束:108人死亡 うち26人は虐待伴う殺人で捜査

 【ワシントン和田浩明】イラクとアフガニスタンで02年以降、米軍や米政府機関が管理する施設で死亡した拘束者の数が108人に上り、うち26人について虐待の可能性を伴う殺人容疑で捜査が行われていたことが16日明らかになった。AP通信が米政府資料を元に報じた。米国防総省は今月10日に公表した報告書で「虐待での死亡は6人」としていたが、はるかに多い死者が出ていた可能性が強まった。
 同通信によると、死亡者数は米陸軍、海軍、米中央情報局(CIA)、司法省のデータの合計。内訳は▽虐待の可能性がある殺人容疑で捜査対象になった26人▽自然死、事故死とみられる29人▽米側の正当防衛が認められる21人――など。このほか、04年4月に反米武装勢力がイラクのアブグレイブ刑務所に行った迫撃弾攻撃で死亡した22人が含まれている。
 捜査中の事件も含まれているが、米側の有罪が確定した例で最も重い刑罰は、米兵2人に対する禁固3年という。
 国防総省側は、「再発を防ぐため、拘束規則の改善や訓練の充実、上官による監督の強化など対策は取っている」と説明しているという。
 米軍による拘束者の虐待事件を独自に調査している全米市民的自由連合は「米軍が多数の死亡事例を報告しているのに、米政府が虐待は例外と言い張るのは驚くべきことだ」と批判している。
 米軍管理下の拘束者の虐待と情報収集のための尋問の関係について、国防総省は「基本的に無関係」との立場を取っている。
[毎日新聞 2005年3月17日 11時33分]

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