東京都交響楽団の音楽監督ガリー・ベルティーニ氏が、17日、テルアビブで死去。今年3月末で都響音楽監督を退任し、桂冠指揮者に就任する予定でした。
僕は、残念ながら、ベルティーニ&都響ではなかなか納得できる演奏に出合えませんでした。しかし、そのマーラーの迫力は凄まじいものがありました。桂冠指揮者となってからも、当然、また指揮をみる機会はあるものだと思っていただけに、残念です。合掌。
指揮者のベルティーニさん死去 都交響楽団の音楽監督(朝日新聞)
指揮者のベルティーニさん死去 都交響楽団の音楽監督
東京都交響楽団に入った連絡によると、世界的なマーラー指揮者で、同楽団音楽監督のガリー・ベルティーニさんが17日、テルアビブで死去した。77歳。
旧ソ連のモルドバに生まれ、イスラエルで育った。ミラノのベルディ音楽院、パリ音楽院などで学び、N・ブーランジェ、メシアンらに師事した。58年にイスラエル・フィルを指揮して成功を収めた。
ケルン放送交響楽団など、世界の一流オーケストラの指揮者を歴任。東京でも、90、91年に同楽団を率いてマーラーの交響曲全曲を演奏した。「マーラー・ブーム」のさなかだった日本で、人間味あふれる独自の解釈を披露して反響を呼んだ。98年4月に東京都交響楽団の音楽監督に就任。今年3月末で退き、桂冠(けいかん)指揮者に就くことが決まっていた。
[朝日新聞 2005年03月18日12時17分]