頭の痛い話

私は頭痛持ちです。近視がひどいこともあって、仕事がつんできたりすると、目がゴロゴロして、何とも言えない頭痛がしてきます。また、首、肩、背中などがカチカチに凝ってしまい、目、頭、肩と三重苦に、ほんとに涙が出そうになるときもあります。

という訳で、古井倫士著『頭痛の話』(中公新書、2005年2月刊)を読んでみました。他の病気や怪我で頭が痛いという場合を除けば、頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛との2つに大きく分かれるそうです。

片頭痛
頭部にある血管の調節がうまくいかなくなって、ズキズキした脈を打つような頭痛が起こる病気。片頭痛になるのは人口の10%ぐらいで、女性の方が多く、男性は女性の半分ぐらいの割合らしい。20?40歳代が最も多く、子どもや高齢者はいない。初めて片頭痛の発作を経験するのは、15歳ごろが最も多い。患者の半分近くは、家族にも片頭痛患者がいる。
痛みの特徴は、脈に合わせてズキズキとか、ガンガンとか痛むこと。また、症例の3分の2は左右いずれか一方に起こるが、3分の1は両側におこる。発作のたびに片側だったり両側だっりすることもある。痛みを感じる部位は、こめかみ、目の奥、額など。
片頭痛は、我慢できる程度で治まることはまれで、程度の差はあっても日常生活に支障をきたし、ひどい場合は寝込んでしまう。発作が起こると、明るさがまぶしく感じられたり、音にも敏感になる。頭痛は、数時間から半日、長ければ1?2日続く。発作にともなって、吐き気を催し、実際に嘔吐する場合もある。
緊張型頭痛
圧迫されたり、締め付けられたような痛みが数時間以上続く。片頭痛と違って、脈を打ったり、片側だけ痛いということはなく、階段の昇降など日常活動によって悪化することはない。朝からより、午後あるいは夕方になって起こることが多い。嘔吐を伴うことはない。女性に多く、女性が患者の3分の2を占める。頻度はまちまち。1年に数回という人から、月の半分以上という人も。ほとんど毎日続くという場合もある。
精神および筋肉の緊張が主な原因。精神的な緊張やストレスが原因となって、頭部および後頸部の筋肉が持続的に過度に収縮し、その結果、筋肉は酸素不足となり、発痛物質が放出されるため、痛みが起こる。

 僕の場合は、じわ〜〜〜っと締め付けられるような痛みなので、後者の緊張型頭痛のようです。緊張型頭痛の場合は、温めるなど、血管を拡張させて、筋肉への血流を増やすのがよいとのこと。ストレスが原因となっている場合もあるので、精神的肉体的にリラックスするようにするのがよい。また、アスピリン、インドメタシン、イブプロフェンなど非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)によって改善するが、NSAIDsは胃腸障害、出血傾向、気管支喘息、蕁麻疹などの副作用を持つので連用はなるべく避けた方がよいとのこと。これまでも、頭痛のたびに鎮痛剤を飲んでいたので、これからは気をつけねば…。

 あと、頭痛のあるなしとは関係なく、頚部の付け根あたりが、いつも痛いので、ひょっとしたら頚椎椎間板ヘルニアなんじゃないかと心配してるんですが、去年、頚部のレントゲンを撮ってもらったときは、異常ありません、といわれたので、今のところ原因不明です。

ということで、頭が痛??い話でした。(^^;)

頭の痛い話」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: ○出張専門福岡笑顔整体○院長の雑記帳

  2. GAKUさんも頭痛持ちですか。
    つらいですよね(>_<).
    私はまさに片頭痛です.
    上の記事を読んで,うんうんとうなずいてしまうことばかり.
    人口の10%くらいしか居ないんですね,,,

    大変参考になりました.

    高齢者にはいない,,,という点からすると,年をとるとともにおこらなくなるのでしょうか?
    そこの期待です!笑

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