今週のマガジン9条(4/6号)には、音楽評論家・スポーツライターの玉木正之さんが登場しています。→「憲法9条Q&A」
――憲法9条は分かるけど、すでに自衛隊は存在している。9条を守れって、自衛隊を解散しろっていうこと? 現実と食い違ってる9条をそのままにしておけっていうの? という疑問に玉木さんがズバリこたえています。
で、僕が大事だなと思ったポイントは2つ。
1つは、自衛隊でも自衛軍でも、ともかく「自衛のための軍隊なのだから、海外に行くことは絶対に認められないはず」、もし海外に行くなら、「一時的に海外援助隊に再編成」して、武器など持たずに出かけるべきだ(武器を持たずに行けるところにいくべきだ)、というご意見。
もう1つは、「北朝鮮や中国の脅威という、現在の、現実の対応から未来を語るのではなく」、「将来的には、50年後、100年後には、世界中で軍隊のない国の連合が作れるよう、日本がリーダーとなろう」と主張されていること。50年後で無理なら、100年後、それでも無理なら200年後でもいい、「できるか、できないかが問題なのではなく、ベクトルの先がそこにあるということが重要なのです」という指摘には、僕は大賛成です。
みなさんは、いかがですか?
先週からの続き、「この人に聞きたい」は、元吉本興業常務取締役の木村政雄さんへのインタビューの下。
木村さんは、「9条の改定は、国際貢献という口当たりのいい言葉や自衛のためという大義名分にだまされている気がしてならないですね」とずばり語っておられます。