またまたまたまた延長

大野防衛庁長官は、インド洋で自衛艦がおこなっている米艦船への燃料補給活動を、さらに半年間延長することを表明。この補給活動は2001年11月いらいのもので、11月まで延長されると、丸4年にわたることになります。

延長の理由は「ニーズがある」からと言いますが、タダで燃料を補給しているのだから、そりゃいつまでも「ニーズ」はあるでしょうねえ。

自衛隊のインド洋派遣、半年延長・防衛庁長官が意向(NIKKEI NET)

自衛隊のインド洋派遣、半年延長・防衛庁長官が意向

 大野功統防衛庁長官は13日午前の衆院イラク支援特別委員会で、テロ対策特別措置法に基づき自衛隊がインド洋で実施している米国などへの補給活動について「米軍などがテロリスト掃討作戦を続けており、まだまだニーズはある」と述べ、5月1日までの派遣期間をさらに半年延長する考えを表明した。11月1日に期限が切れる同法の延長に関しては「鋭意検討していく」と述べた。
 政府は2001年から自衛隊派遣を始め、ほぼ半年ごとに期間延長している。[NIKKEI NET 2005/04/13 12:31]

この補給活動でこれまでにどれだけの補給がおこなわれ、いくらかかったか調べて見撒いた。

2001年12月から2003年9月11日までで
・給油回数/292回
・燃料数量/30万9千キロリットル
・燃料代/118億7千万円

2004年9月上旬まで(「日経新聞」2004/09/30による)
・給油回数/417回
・燃料数量/約37万1000キロリットル
・燃料代/約135億円相当
・対象国/米、英、仏など計11カ国

さらに、防衛庁のホームページによれば、2005年3月21日までで、燃料補給496回、補給量約39万5000キロリットル、他に艦載ヘリ用燃料が13回、230キロリットル。

一番多いときは、2002年1月に1カ月だけで2万6000キロリットル補給していたのが、最近は、2004年9月から2005年3月までの半年間で約2万キロリットルと大幅減。補給回数も、2004年11月25日からインド洋に展開中の補給艦「ましゅう」は4カ月間で41回。ということで、もはや補給活動のニーズは大幅減。

そりゃ、日本が続けるといえば、燃料代がタダなんだから、米軍は、いつまでも補給してくれ?っていうでしょうが、もうそろそろ潮時なんではないでしょうかねぇ。日本だって、お金が無尽蔵にある訳じゃないんだから。

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