昨日、サントリーホールで日フィルの第569回定演に行ってきました。
プログラムは、ロシアの作曲家3人の楽曲です。
- リャードフ:交響詩《魔法にかけられた湖》 作品62
- プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16
- (休 憩)
- ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27
指揮は尾高忠明さん、ピアノは若林顕さんでした。
リャードフ(1855〜1914)、プロコフィエフ(1891〜1953)、ラフマニノフ(1873〜1943)という3人の作曲家が、それぞれ、1909年、1913年(演奏は1923年改訂版)、1906〜07年というロシア革命前の時期につくった楽曲ですが、3曲が3曲とも雰囲気がまったく違う、というなかなか面白い趣向を凝らしたプログラムでした。
とはいえ、初めて聞くリャードフは別にして、プロコフィエフとラフマニノフはどちらかというと苦手な作曲家。しかも、諸般の事情で、いささか精神的に疲労困憊した状況だったので、「う〜む、イマイチだなぁ〜〜」と思いつつ、サントリーホールへ向かいました。
しかし聞いてみたら、むしろ、プロコフィエフの未来派的な音楽や、ラフマニノフの初めは重々しく、途中アダージョ、最後は盛り上げ…という派手派手しい楽曲が、かえって、やや凹み気味の気分にはまって、少しだけ元気になった感じです。
プロコフィエフのピアノ協奏曲では、若林さんが、ばっしんばっしんとピアノを叩きまくっておられました。(^_^;) ラフマニノフでは、ヴィオラが印象的。第3楽章のアダージョは、数あるアダージョの中でも、とても甘ったる〜〜〜い、美しい旋律。前日に同じプログラムを聴いた友人から、「クラリネットとオーボエのソロに注目あれ」といわれていましたが、実際、見事な演奏に拍手喝采でした。
尾高さんの指揮を聞くのは初めてですが、リャードフの超甘々の曲から、プロコフィエフ、ラフマニノフのど派手音楽まで、しっかりきっちりまとめておられているのは見事でした。
【演奏会情報】指揮:尾高忠明/ピアノ:若林顕/演奏:日本フィルハーモニー交響楽団/サントリーホール/19:00開演
今年ニューイヤーコンサート(東フィル@bunkamura)にいったら、尾高さんが指揮をふっていました。
ニューイヤーコンサートということもあって,華やかなうえに色々な演出があって,楽しいコンサートでした.
あと,尾高さんのおしゃべりも良かったです♪
私は,残念ながら,音楽に造詣がないのですが,尾高さんのコンサートはまた行ってみたいと思いました.
う〜ぅ(>_<).
私も「生」音聞きたくなってしまいました!笑
ピンバック: えすどぅあ
naoさん、お早うございま〜〜す
尾高さんの指揮は、「私は大指揮者だぞ〜」みたいな、妙な力の入ったところがなくて、すごく自然な雰囲気で軽〜〜く、楽〜〜〜に振られているのが印象的でした。
ということで、「生」ぜひ聴きに行ってくださいよ〜