「つくる会」教科書を読む

「つくる会」教科書(中学校歴史・公民)を読む学習会が開かれます。

中国や韓国から批判される「つくる会」教科書は、一体どんな内容なのでしょうか。
扶桑社は教科書検定のルール違反をして白表紙本を配布し文部科学相から3回も注意を受けていたことが明らかになりました。さらに、「教科書の著者でない」とウソをついてまで「つくる会」副会長・高橋史朗氏は埼玉県の教育委員になっています。違法行為をし、ウソを平気でつく「新しい歴史教科書をつくる会」の狙いものとはいったい何なのでしょうか。
「つくる会」教科書の内容について知り、どのような教科書が、子どもたちに、私たちに、アジアの人々に、全世界の人々に良いのかを考えましょう。(案内チラシから)

日 時
5月7日(土)  午後7時?9時(予定)
場 所
国立市公民館講座室
講 師
富永信哉さん(東京都歴史教育者協議会事務局長)
参加費
500円
主 催
国立市の教科書採択を考える会

横田基地の自衛隊共用化、6月にも合意か?

「日経新聞」が、米軍横田基地の自衛隊、民間との共用化と陸軍第1軍団司令部のキャンプ座間への移転で、日米両政府が基本合意する見通しになったと報道。早ければ6月に日米防衛首脳会議をひらいて確認する見込み。

軍民共用化というけれど、中心は米軍と自衛隊の共用化。ところで、記事中では、横田の第5空軍司令部とグアムの第13空軍司令部との統合案は、アメリカの方針転換で構想そのものが亡くなったと指摘されている。要確認!

横田基地、軍民共用に・日米6月にも合意へ(NIKKEI NET)
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戦争放棄を明確にするための改憲論

北海道新聞の世論調査。

憲法改正について、容認派77.0%にたいし護憲派21.2%だとしていますが、改憲容認派に憲法9条1項の「戦争放棄」について聞いたところ、「自衛戦争も含めてすべての戦争放棄を明記」が39.0%で最多で、「自衛のための戦争であれば良いことを明記」の37.9%と拮抗したとのことです。つまり、「戦争放棄をより明確にするために九条改正を求める『護憲的』改憲派が相当数いる」というのです。この点は、僕も読売の世論調査に関連してそういう可能性があると指摘しましたが、北海道新聞の世論調査でその点が明確に裏づけられたと言えます。

改憲容認が77% 本紙世論調査、戦争全面放棄、自衛戦争容認に二分(北海道新聞)

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JR西日本はATS-Pの投資をケチっていた!

「しんぶん赤旗」によると、JR西日本は、ATS-Pの工事費を2001年度から大幅に削減していました。JR宝塚線の脱線事故でも、現場にATS-Pが設置されていれば、速度オーバーが規制できて事故にならなかったのではないかと指摘されています。

JR西日本は、今年6月に設置工事をする予定だったと発表していますが、2000年度までのように毎年16?21億円の投資をしていれば、現場にももっと早くATS-Pが設置されていたはず。2005年3月期決算では、JR西日本は経常利益959億円(前期比11.7%増)、最終利益589億円(同25.5%増)の過去最高益をあげていますが、「安全より利益優先」と言われても仕方ないのでは? 6月に工事をする予定だったのに…ではすまされません。

新型ATSの設置工事費 01年度から激減/JR西(しんぶん赤旗)

年度 1998 99 2000 01 02 03 04
工事費(億円) 21 16 19 2 3 1 5

追記:S.WATANABEさんのご指摘の通り、ATS、ATS-Pは赤信号で確実に停止するようにするためのものなので、制限速度超過には対応していません。したがって、ATS-Pと今回の脱線事故防止とをストレートに結びつける記述は削除します。
追記2:ATS-PあるいはATS-SWでも、地上施設を配置することで制限速度超過を制御することが可能であるとの報道があります。JR西日本でも、北陸線、山陽線、東海道線などの17箇所でATS-SWによるカーブの速度超過防止の対策がおこなわれていると指摘されています。技術的な問題は分からないのですが、ご存じの方のご教示をお願いします。
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グレッグ・ルッカ『耽溺者』

グレッグ・ルッカ『耽溺者』

同じ作者のボディガード・アティカス・シリーズの番外編。アティカスの彼女・私立探偵のブリジッド・ローガンを主人公にしたお話。薬物中毒だった頃の親友に助けを求められ、自ら囮となって麻薬密売組織に単身乗り込む…。

ということで、女性が主人公となったミステリーもの好きな私としては、アティカス・シリーズにはまったく手をつけなかったのですが、この番外編にはちょい期待して手に取ってみました。お話自身はなかなか面白いし、元ジャンキーで、現在は私立探偵というヒロインは、そうとうぶっ飛んだキャラで、なかなか魅力的。
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メディアは分かっているのか?

JR宝塚線の脱線事故以来、メディアでは、JRのオーバーランをこと細かく報道しています。たとえばこの記事。

JR西、またオーバーラン 6日連続、見習い運転士が(共同通信)

しかし記事を読むと分かるように、オーバーランは4メートルで電車に遅れはなかった、しかも運転手は見習い中で、指導のための運転手が同乗していたという。つまり、記事にするような事件性は何もなかった訳です。たぶんこの見習い運転手は、この4メートルのオーバーランを体験して、ブレーキのタイミングを学習したことでしょう。オーバーラン自体は確かに運転ミスだけれども、何のミスもなしに完璧な運転ができるようになるなどということはありえないのだから、こういうミスは認められて良いはず。

にもかかわらず、なぜ、こういうことまで記事にするのでしょうか? こういうことを記事にすると、オーバーランは一切許されないというプレッシャーをますます運転手にかけるだけです。しかし、運転手に余計なプレッシャーをかけてみても、安全には役立たない、というのが今回の事故の一番の教訓ではなかったでしょうか。メディアは、いったいなぜこうした記事を流すのか、ぜひ再考を求めたいと思います。
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