昨日の「毎日新聞」に書評が載っていたもの。
スペンサー・R.ワート著『温暖化の〈発見〉とは何か』(増田耕一・熊井ひろ美訳、みすず書房、2005年3月刊、税込2,940円)
化石燃料の消費によるCO2の増加ということがなくても、これまでも地球は、何度かの氷河時代(そのなかにも氷期・間氷期がある)があり、寒冷化・温暖化を繰り返してきました。だから、いまおこっていることが、本当に化石燃料の大量消費による「温暖化」なのか、いまだに異論を唱える人もいるほどです。それだけに、「温暖化」問題がどのように明らかにされてきたかは、興味あるテーマです。