少し古くなったけれど、「朝日新聞」4月27日付で、日中韓の共同世論調査の結果が報道されています。
一番の問題は、お互いの好感度。
好き | 嫌い | どちらでもない | ||
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日本が | 韓国を | 15 | 22 | 61 |
中国を | 10 | 28 | 60 | |
韓国が | 日本を | 8 | 63 | 29 |
中国を | 20 | 24 | 56 | |
中国が | 日本を | 8 | 63 | 29 |
韓国を | 47 | 7 | 45 |
別に中国や韓国に嫌われてもいいという人もいるかも知れませんが、経済的にいえば、いまの日本経済は中国向け輸出の拡大などで、どうにかこうにかやっと息をついている状態。
しかも、肝心の中国や韓国は、経済的に重要な国はと問われても、日本の割合は非常に小さい。このギャップを放置して、はたして日本に何か利益になるだろうか。それが問題なのです。
第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 | |
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日本 | 中国 39 | 米国 33 | 東南アジア 9 | 韓国 4 | EU 4 |
中国 | 米国 37 | EU 29 | 東南アジア 6 | 日本 6 | 韓国 6 |
韓国 | 中国 45 | 米国 34 | EU 8 | 日本 6 | 東南アジア 5 |
日本は、経済的に重要な国の第1位は中国で39%。にもかかわらず、中国から見ると、日本はたった6%。韓国は中国に向き、中国がアメリカとヨーロッパにむいたら、日本はアジアで取り残されるだけ。はたしてこれでよいのか? もし、日本がアジアのなかで生きていくつもりであれば、やっぱり日中関係、日韓関係を改善し、6割に嫌われるという不名誉な立場から抜け出す必要があるのではないでしょうか。
そのために、日本に何ができるのか、日本政府は何をすべきなのか、それを考えるのが今大事になっていると思います。
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