日本のメディアだと、盧武鉉大統領の発言ばかり報道されて、自民党・武部幹事長、公明党・冬柴幹事長が、それにたいしてどういう態度をとったのか分かりません。
韓国・中央日報の記事によると、幹事長団は「盧大統領の言葉を真剣に受け入れたい」「この席を通じてはっきりとした問題意識を持つようになった」と述べたそうです。これが、“方便”でないことを望みたいです。
盧大統領「新しい謝罪より過去謝罪の実践を」
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は6日「政府と国民が日本に願っているのは、新しい謝罪ではなく、過去の謝罪と反省に合った実践を見せてほしい、とのこと」だと述べた。
自民党・武部勤幹事長、公明党・冬柴鉄三幹事長など連立与党の幹事長団およそ10人の表敬訪問を受け、このように述べた。盧大統領は「かつての謝罪と反省の精神に反する行為を、日本政府と日本の政治を主導する勢力が行なっている。そうした行為が繰り返される限り、真の謝罪として受け入れがたいというのが、私と国民の立場」と指摘した。
続いて「韓国民は、靖国神社参拝、歴史教科書、独島(ドクト、日本名・竹島)問題と関連、日本が現在見せている態度について、侵略と植民支配を正当化しようとするもの、と敏感に受けとめている」とした。
青瓦台(チョンワデ・大統領府)の金晩洙(キム・マンス)スポークスマンによると、幹事長団は「盧大統領の言葉を真剣に受け入れたい」とし「この席を通じてはっきりとした問題意識を持つようになった」と述べた。武部勤幹事長は盧大統領に、小泉首相の親書を渡し「読んでいないので何とも申しがたいが、首相の気持ちを受け入れてほしい」と話した。[中央日報 2005.05.06 18:03:02]