まあ、毎週、プロジェクトXで、毎週、歴史が動いたんじゃあ、そのうちネタも尽きるだろうし…。そろそろ、潮時なんでは?
プロジェクトX 「事実と違う」と高校が遺憾の意
NHKのテレビ番組「プロジェクトX」で、合唱部が全国で金賞を取るまでの逸話を取り上げられた大阪府立淀川工業高校(大阪市旭区)が、番組の内容が一部事実と異なるとして、再放送の取りやめなどを申し入れていたことがわかった。NHKは過去のすべての番組を紹介しているプロジェクトXのホームページ(HP)から、この放送分をはずしている。
問題になっているのは、5月10日放送の「ファイト! 町工場に捧(ささ)げる日本一の歌」。1979年に同校に赴任した新人教師が、部員を集めて合唱部を作り、87年に全国コンクールで金賞を取るまでの奮闘ぶりを描いた。
番組は「30年前、淀川工業は荒れていた。けんかに暴走、退学者は毎年、80人になった。そこに、1人の新米教師が飛び込んだ」と表現し、暴走族の走行シーンも放映した。初めて挑んだ合唱コンクールの情景を「会場にパトカーがやってきた。警官が生徒たちをにらんだ」と描き、主催者が「淀川工業だろ。舞台で暴れられては困る」と言ったとした。
放送後、同校にはOBらを中心に「そこまで荒れていた事実はない」との指摘が複数寄せられた。関係者によると、「かなりの数のOBが、『事実と違う』と問題視している」という。同校が初出場した当時の合唱コンクールの複数の関係者は「パトカーは来ていない」と話している。
番組は淀川工業高校には音楽教室もピアノもなかったとも紹介した。79年当時、全国レベルの吹奏楽部があったが、番組はそのことには触れていなかった。
同校は19日、NHKに対し、「『荒れに荒れた』などの事実はなく、退学者の数も80人になったことはない」などと遺憾の意を示したうえ、内容について質問状を出し、回答を待っている。
長谷川耕三校長は「取材されたことについては、生徒も顧問もありがたく受けとめていた。内容に関して、OBなど関係者に迷惑をかけたことが残念だ」と話した。
NHKによると、放送後に寄せられた感想などは約270件。ほとんどが「感動した」という好意的なもので、同校OBから、批判的な意見が数件あったという。
プロジェクトXは、00年3月から放送が始まり、今年5月17日の放送が、172回目。同日、日本PTA全国協議会が発表した、小学5年生と中学2年生の保護者を対象にアンケートした「子どもに見せたい番組」では1位だった。■NHK「表現一部行き過ぎ」
NHK広報局の話 番組は、昭和50年代の淀川工業高校の合唱部の生徒と教師の奮闘と心の交流を、教育現場への応援歌の思いを込めて描いたもので、当時の学校関係者を中心に取材し制作しました。
番組終了後、学校側から「当時学校が荒れていたことについての表現や、退学者の数などが、事実と異なる」との指摘がありました。これについてNHKでは、表現に一部行き過ぎた点があったと考えており、誠意を持って現在学校側と話し合っているところです。
今回の番組内容を紹介したホームページについては、学校側からその内容を書き換えるよう要望があり、誠意を持って対応するため、掲載をいったんはずしてあります。[朝日新聞 2005年05月23日]
ま、朝日新聞が一番詳しいのは、あれかも知れませんが、いずれにしても、教師が赴任してきた時に、全国レベルの吹奏楽部があったんじゃあ、番組のコンセプトがそもそも成立しないでしょ。「一部行き過ぎ」という見苦しい弁解はやめた方がいいんじゃないかなぁ?>NHK
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