ドイツで、ラフォンテーヌ元社民党党首が社民党を離党。シュレーダー政権と袂を分かち、新たな左派の結集を呼びかけた。
国際的には、アメリカのイラク攻撃に毅然として反対をつらぬいたシュレーダー政権ですが、国内的には失業の増大と社会保障予算の削減で支持率が低下。先週の州議会選挙で敗北していました。
独SPD左派の元党首、離党を表明
【ベルリン=菅野幹雄】ドイツのシュレーダー首相と組み1998年の政権交代を実現した社会民主党(SPD)のオスカー・ラフォンテーヌ元党首が24 日、離党を表明した。99年に党首や議員を辞めた後、首相の経済・社会政策を痛烈に批判してきたが、総選挙の前倒しを機に完全にたもとを分かつ。
今後、旧東独政権の後進である左派政党と組み左派大結集を呼び掛ける構え。同氏の離党が左派系支持者の離反を招き、SPD退潮に拍車をかける可能性もある。[NIKKEI NET 2005/05/25 10:55]