普天間ヘリ部隊、嘉手納へ?

中国新聞によれば、米軍普天間基地について、ヘリ部隊は同じ沖縄の嘉手納空軍基地へ、空中給油機は山口県岩国基地へ移転させることで、米側の最終調整に入るらしい。米軍のP3C哨戒機部隊は、鹿児島県の自衛隊加屋基地に移転させるとのこと。

もともと嘉手納移転は、1996年のSACO合意にいたる過程で一度は浮かび上がって、結局放棄された案。いまなお自民党沖縄県連は、SACO合意にしがみついて辺野古沖移設に固執しているし、ヘリ部隊の移転先となる自治体が受け入れるかどうか不明。なにより、米軍が拒否したら、話が始まらない…。しかし、SACO当初から言われていたように、米軍基地をあっちこっちに動かすだけでは、やっぱり問題は解決しないということです。

岩国基地へ空中給油機 ヘリ部隊は嘉手納に統合(中国新聞)
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今週の「九条の会」(5月22日まで)

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子どもの脳死判定の難しさ

定義から言えば、半年後に自発呼吸の兆候が見られたのだから、脳死ではなかったということ。脳死でなかったものを、脳死と判定したとすれば、判定基準に問題あり、ということになります。

「脳死状態」診断の小児、半年後自発呼吸の例も(朝日新聞)
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上陸っていっても…

石原都知事が沖ノ鳥島・東小島に上陸

といっても、実際には、東小島を取り囲んでいるコンクリートの補強の上に乗ったのであって、島は金網の下で、近寄ることが出来ません。残念…

石原都知事:沖ノ鳥島を視察、日本のEEZアピール(毎日新聞)
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新日定期でもらったチラシ

ところで、新日の定期で、プログラムにはさんで配られていたチラシ。

みちよしの盆休み

一瞬、どこの噺家だろう?と思ってしまったのは僕だけでしょうか。(^^;)

「みちよしの盆休み」と題されたこのコンサート。キャッチコピーは、

みちよしが 夏の暑さを忘れさす 涼感霊感六十分
?新日本フィルハーモニー交響楽団 サマーコンサート?

しかも、「当日会場にて(17時?)――“音楽家たち出品のフリーマーケット開催”」というオマケ付き。みなさん、いかが?
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正統派? ハウシルト&新日本フィル/ブルックナー交響曲第7番

昨日の都響定期に続いて、今日は、新日本フィルの定期トリフォニー・シリーズへ。

  • ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出のために」
  • ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ノヴァーク版)

指揮はヴォルフ=ディーター・ハウシルト、ヴァイオリンは戸田弥生さん。

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企業利益の伸び鈍化

日経新聞が3月期決算の上場企業1099社を対象に、2006年3月期の予想連結経常利益を集計したところ、増益率(経常利益の伸び率)は前期比1.5%増の見込みであることが判明。今期、前期の増益率25%増、29.9%増にくらべると大きく落ち込んだが、これでも利益の水準は過去最高。

上場企業、利益伸び鈍化 本社集計(日経新聞)
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個人情報保護法を口実に機密保持の誓約書強要

個人情報保護法を口実に、企業が、従業員に機密保持の誓約書を強要していると、連合が告発。

顧客情報を保護するのは当然だけれども、退職後も経営、営業上知り得た情報を漏洩しないと制約させるのは、明らかに“やりすぎ”です。さらに、損害賠償まで約束させるのは、労働基準法違反。

機密保持の誓約書強要 「企業で続発」 連合が指摘(東京新聞)
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九条の会講演会、鎌倉市が一転して後援取り消し

東京新聞に載っていた記事。

鎌倉市が一転後援取り消し 「九条の会」講演会

 神奈川県鎌倉市在住の作家井上ひさしさんらが呼び掛け人の「鎌倉・九条の会」の発足記念講演をめぐり、鎌倉市がいったん出した後援を一転して取り消したことが、19日分かった。会は憲法9条改正を阻止しようと発足したが、同市は「内容が後援の基準になじまないと判断した」と説明。同会準備会は「鎌倉市は全国に先駆けて平和都市宣言をし、平和市民憲章をもっている。平和都市にふさわしくない行為」と反発している。
 東京で昨年六月、梅原猛さんや大江健三郎さんなど哲学者や作家らが「九条の会」をつくったが、井上さんらは「平和都市にふさわしい鎌倉にも」と呼び掛け、会発足の記念講演会を計画した。
 準備会は、市から3月27日付で後援を取り付け、ポスターやチラシなども「後援・鎌倉市」と入れた。ところが4月下旬、後援取り消しの通知が届いたという。準備会事務局は「後援を取り消す明確な説明がない」としている。
 講演会は、井上さんをはじめ経済評論家内橋克人、老人党提唱者で作家なだいなだ、三木睦子(三木武夫元首相夫人)の各氏を招き6月10日午後7時から鎌倉芸術館大ホールで開く。入場無料。[東京新聞 2005/05/20朝刊]

あの「マガジン9条」もブログ開始!

人気のマガジン9条ですが、そこでもブログが始まりました。

『マガジン9条』のブログ

マガジン9条の入り口での“憲法9条は「変えるべき」「変えるべきではない」「分からない」”のクリック選択。4月の集計では、61%が「変えるべきでない」だったそうです。これから、毎月1回、集計データを紹介していくとのこと。この先、このパーセンテージがどう変化していくか、楽しみです。

迷走… 自民党新憲法起草委

4月に各小委員会がまとめた要綱をもとに、条文化の作業をすすめる自民党新憲法起草委員会をめぐるニュース。

自民憲法起草委 「森試案」条文化を断念(中日新聞5/20付)

「象徴天皇制」は維持 自民憲法起草委(東京新聞5/19付)
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終わりよければ… 都響定期/マーラー:交響曲第2番「復活」

その都響定期ですが、ジェイムズ・デプリースト氏の常任指揮者就任後、初の定演登場ということで、上野の文化会館も9割方埋まる盛況ぶりでした。プログラムは、マーラーの交響曲第2番「復活」。

ソリストは、ソプラノ澤畑恵美さん、メゾソプラノ竹本節子さんで文句なし。合唱は、晋友会合唱団。その指導にあたってこられた関屋晋さんは去る4月9日急逝されたばかりでもあり、「復活」という演目が意味深く思われたりしました。

「復活」をナマで聴いたのは3回目ですが、曲が曲だけに、どうしても「そう易々と、曲に乗せられてなるものか」と構えてしまうのは、生来の天の邪鬼? デプリースト氏の指揮は、明快、平易というべきで、マーラーだからといってことさらにしかめっ面するようなところはどこにもありません。それは好感が持てたのですが…

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ジャン・フルネ氏引退

都響定期で文化会館に来ていますが、会場に「謹告」として張り紙がしてありました。
曰く、ジャン・フルネ氏が今年12月20、21日の都響定演を最後に、引退を決意された、と。当日のプログラムも変更され、愛弟子の伊藤恵さんを迎えてモーツァルトのピアノ協奏曲第24番が演奏されます。

ジャン・ルフネ氏は93歳。引退後もオランダやフランスで指導は続けるとのことですが、長い間ご苦労様でした。

追記:
12月24?26日の都響の「第九」公演は、主席客演指揮者・小泉和裕氏が指揮をとることになりました。

よくぞ言ってくれました!

昨日(18日)付の「東京新聞」夕刊の「大波小波」。「『反日』の深層」と題して、こう書いています。

 月刊誌、週刊誌の「反中」「反韓」のキャンペーンは目に余る。石やペットボトルは飛ばないが、言葉のつぶては、すでに中国や韓国の大使館のガラスを破っているのだ。一部の不心得な言論のはみ出し者によって。「暴支膺懲」(ぼうしようちょう)という昔のキャンペーンを思い出さざるをえない。
 それにしても、中国や韓国の「反日」についての“読み”が、専門家と称する人物も含めてなっていない。愛国主義教育のせいとか、官製の“やらせ”であるといった皮相なレベルにとどまっていては“目には目を”といった「反中」「反韓」の感情しか生み出さない。(以下略)

マスメディア、とくに出版メディアの下劣さは、呆れるばかり。通勤電車の吊り広告だけであっても、それを毎朝読まされるのは不愉快きわまりない話です。

日本海新聞の社説

憲法問題での新聞各紙の社説・論説を拾ってゆきたいと思います。

1回目は、日本海新聞の社説(5/16付)。「鳥取でも憲法論議を」と呼びかける入り口に、鳥取県内での「九条の会」の動きが取り上げられています。憲法問題については両睨みで書かれた部分もありますが、焦点の憲法9条にかんしては、「米国のように『先制攻撃権がある』と主張している国との同盟強化につながることには、慎重でありたい」と明言していることに注目。

日本海新聞:社説 鳥取でも憲法論議を(5/16付)
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小泉内閣の外交的ゆきづまり

小泉内閣の外交的なゆきづまりが各方面から指摘されています。

これは、「中国新聞」の社説。「首相が自信を見せ、自画自賛するほど、むなしい思いにとらわれているのではなかろうか 」「『国益』を追求する外交で、持論を貫くあまり相手を黙視しては展望も開けない」と、なかなか厳しい。

社説 小泉アジア外交 空疎にひびく自画自賛(中国新聞、5/18付)
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西都原古墳群で最古級の前方後円墳

宮崎県の西都原古墳群の調査で、纒向型前方後円墳から、3世紀中頃と見られる土器が出土。

3世紀中頃というと、畿内で前方後円墳が造られ始めた時期。同じ時期に南九州でも前方後円墳が造られたとしたら、古代史の枠組みを揺るがせる大発見かも…。ただし、畿内での前方後円墳の出現時期についても、現在、いろいろ論争があるし、土器の型式による編年そのものを見直さないといけないのかも知れないし。難しい…。

南九州に国内最古級の前方後円墳 宮崎大など発掘調査(朝日新聞)

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