こういう言い方をしたら、金を出したんだから文句を言うな、と受け取られるだけです。
それに、ODAを出していることが軍国主義復活でない証拠というなら、ODAを減らしていることはどう申し開きするつもりだったんでしょう? それに、赤字国債といえば、赤字国債を出してまで中期防を進めてきたんだし。どっちにしても、反論になってないと思うんですけどねぇ…
軍国主義批判とんでもない/外相、国際貢献を強調
町村信孝外相は6日、外務省での会合であいさつし、「靖国神社に行ったから、日本は軍国主義だとか批判もあるが、とんでもないことで、赤字国債を出してまで政府開発援助(ODA)を一生懸命出し続け、90年代は世界一の供与額だったことは胸を張って国際社会に言える」と強調した。小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対する中韓両国の批判を念頭に置いた「反論」とみられる。
外相は日本のODAについて「平和な国家として諸外国の発展を助けることに大変な情熱を注いでいるという意味で、自信を持っていい」とも述べた。
[四国新聞 2005/06/06 12:25]
で、こっちも、やっぱり打算が見え見え…。アフリカのODAを倍増させるというけれど、何をどうするつもりなのか? それなしにカネ、カネと言ってみてもねぇ。
外相、ODA増で努力 常任理入り、戦略会議で強調(北海道新聞)
外相、ODA増で努力 常任理入り、戦略会議で強調
外務省は六日、政府開発援助(ODA)のあり方を検討する「ODA総合戦略会議」を開いた。町村信孝外相は、国連安全保障理事会の常任理事国入り実現に向け、政府が今月下旬にまとめる「経済財政運営の基本方針」(骨太の方針2005)に、ODA予算の増額を盛り込むよう働きかけを強める意向を表明した。
これに関連し町村氏は同日、東京都内で講演し、「(ODA予算を)仮に5%増やしたとすると400億円だが(それが)ひねり出せないほどの日本の予算規模ではない」と述べ、ODA増額は可能との認識を示した。
町村氏は今月に入り谷垣禎一財務相や自民党の武部勤幹事長らを相次いで訪ね、06年度予算でのODA増額を陳情している。6日の戦略会議では、アフリカ向けODAを今後三年間で倍増させる方針も強調。これに対し委員から特に異論はなく「アフリカの生産力増強に結びつくプログラムを提示すべきだ」などの指摘が出た。
国連安保理常任理事国入りを実現するには、ODAを対国民総生産(GNP)比0.7%に引き上げるよう求めた国連のアナン事務総長の勧告に応え、途上国支援の姿勢をアピールすることが不可欠。しかし、日本のODA予算は2000年度から6年連続で減り、05年度は対GNP比0.2%まで落ち込んでいた。
日本と同様に常任理事国入りを目指すドイツは、?05年までに対国内総生産(GDP)比0.7%を達成する方針を表明しており、外務省にはODA予算を増やすことによって常任理事国入りをめぐる外交戦で攻勢をかけたいとの思惑がある。[北海道新聞 2005/06/07 07:48]