普天間基地問題のさしあたり最良の解決策であるかのように、巧妙に事前リークされている海兵隊へリ部隊の嘉手納統合・移転案ですが、地元の北谷町議会が反対を決議。
基地をあっちこっちに移すだけでは問題は解決しない、ということです。
北谷町議会が嘉手納統合反対を決議
【北谷】北谷町議会(与儀朝祺議長)は14日午前の6月定例会本会議で、米軍再編に伴う普天間基地ヘリ部隊の嘉手納基地への移転に反対する要請決議案を全会一致で可決した。採決で一人が退場した。同様の決議は9日に沖縄市議会が全会一致で可決しているほか、嘉手納町議会も15日に基地対策特別委員会を開き決議案を審議する。
決議は「現状のままでも多発する事故や騒音に町民は悩まされている。ヘリ部隊が移転されれば、周辺住民を一層危険な事態に置くものであり、到底容認できない」と指摘。「県民が求めていることは、沖縄の基地負担の実質的軽減だ」とした上で「いかなる理由があっても、嘉手納基地への移転に断固反対する」としている。あて先は首相、外相、防衛庁長官、防衛施設庁長官、沖縄担当大使、米国大統領、米国防長官、駐日米国大使、在日米軍司令官、在沖米国総領事。[琉球新報 掲載日時 2005-6-14 14:29:00]