28、29日、日米審議官級協議がおこなわれ、在日米軍基地再編問題や、有事の際の日米協力について協議。審議官級協議での合意をへて、7月までに閣僚級協議での合意を目指す。
日米審議官級協議、有事の共同作戦計画で調整(NIKKEI NET)
日米審議官級協議、有事の共同作戦計画で調整
日米両政府は29日、ワシントンで外務・防衛担当者による審議官級協議を開き、在日米軍再編に向けた調整を進めた。日本が攻撃されたり、日本周辺で有事が発生したりした場合、日米両国がどのように役割分担し、共同対処するかが最大の議題になった。
両国は2月、台湾海峡の安定などを盛り込んだ共通戦略目標で合意した。現在は次の段階として、朝鮮半島・台湾海峡の有事や対日攻撃などのさまざまな危機を想定し、自衛隊と米軍が円滑に協力できるようにするための共同作戦計画を練っている。
自衛隊と米軍の役割分担に関する実務協議が終わった段階で、閣僚級の日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、合意文書を取り交わす段取りだ。両国は7月にも2プラス2開催にこぎ着けたい考えだが、29日の審議官協議では具体的な開催日を決めるには至らなかった。(ワシントン支局)
[NIKKEI NET 2005/06/30 13:02]