明徳義塾高校の高3男子生徒が、警察にひきわたされるまでの間に、「2人の自分がいるみたい」と語っていたそうです。
人格形成の過程で、社会的な規範意識がうまく統合できなかったという感じがします。
社会 犯行直後「2人の自分いる」 同級生殺人未遂の高3(産経新聞)
犯行直後「2人の自分いる」 同級生殺人未遂の高3
高知県土佐市の明徳義塾高校で3年の男子生徒(17)がナイフで刺され大けがをした事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された同級生の男子生徒(17)は教諭らに取り押さえられた際「2人の自分がいるみたい」と話していたことが分かった。吉田圭一(よしだ・けいいち)校長らが1日、記者会見で明らかにした。
生徒は「(教諭らに)制止されなかったら、もっと(クラスメートを)傷付けたかも」とも話したという。土佐署は、生徒の当時の精神状態と事件との関連について慎重に調べている。
生徒は6月30日の事件直後、警察官に引き渡されるまでの間に生活指導担当の教諭に話した。
校長らによると、生徒は「2人の自分がいて、1人は『親や家族に迷惑を掛けるようなことはしてはいけない』、もう1人は『世の中のためにならないもの、自分が是としないものは殺してしまいたい』。(殺したいとの)その気持ちを抑えることができず不安定だ」と話した。
また、同校の調査で生徒が以前、友人にナイフを集めていることを自慢していたことも判明。自分のホームページにも「わたしは刃物コレクター」と書き込んでいた。土佐署の調べにも、凶器のナイフは自宅から持ってきたと供述しており、入手先などを調べる。(共同)[産経新聞 07/01 17:48]
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