それほど言うなら、プライドもってサマワへ行けば?

「従軍慰安婦はなかった」発言の中山文科相が、自分を支持してくれたメールを得々と紹介したそうな。

しかし、「戦地にある不安定な男の心をなだめ、一定の休息と秩序をもたらした存在と考えれば、プライドを持って取り組むことが出来る職業だった」とは! そこまでいうなら、ぜひともこのメールを送ったというご本人がサマワへ行って、男性自衛隊員の心をなだめられたらどうだろう? いや、自由と民主主義のために果敢に闘っているアメリカ兵(男性)のためにも、プライドある仕事に励まれたらいかがだろうと言いたくなるぐらい、馬鹿げた発言。それを得意げに紹介する政治家はなにをか言わんやです。

ちなみに、産経やら読売は、この部分を報道していません。これも、メディアとしていかがなものか。

慰安婦発言支持のメール、中山文科相「感銘受けた」(朝日新聞)
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遊就館ツアーを町田市教委が後援

町田市教育委員会が、小中学生を、靖国神社の戦争博物館「遊就館」に連れて行くツアーを後援していたことが明らかに。

市教委自身が「遊就館が靖国神社の施設とは知らなかった」と言っている以上、後援基準に照らして再審査すべきことは明らかでしょう。

靖国・遊就館ツアー、町田市教委が後援(朝日新聞)
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後藤田正晴、日本の保守化を憂う

今日の「朝日新聞」の「戦後60年 後藤田正晴さんに聞く」は一読の価値あり。

戦前は陸軍主計将校、戦後は警察庁長官、中曽根内閣の官房長官などを務めた後藤田氏が、靖国神社とA級戦犯問題について、朝日のインタビューに答えています。

サンフランシスコ平和条約第11条で東京裁判を受諾したことについて、「判決は受け入れたが、裁判を認めたわけではない」という議論にたいして、こう言われています。

 負け惜しみの理屈はやめた方がいい。サンフランシスコ講和条約は、戦後日本が国際社会に復帰し、新しい日本を築く出発点だ。それを否定していったい、どこへ行くんですか。
 東京裁判にはいろいろ批判もあるし、不満もあった。ただ、裁判の結果を受け入れた以上、それにいまさら異議を唱えるようなことをしたら、国際社会で信用されるわけがない。条約を守り、誠実に履行することは、国際社会で生きていくために最低限守らなければいけないことだ。

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