郵政民営化賛成の与党・公明党が、解散・総選挙になったら、郵政民営化法案に反対の民主党と連立を組むぞ、と言って、与党議員を脅す…。
どこまでも党利党略で動く政党ならではのご発言。
公明・冬柴氏、民主との連係示唆 自民郵政反対派を牽制(朝日新聞)
公明・冬柴氏、民主との連係示唆 自民郵政反対派を牽制
朝日新聞 2005年07月27日21時17分公明党の冬柴鉄三幹事長は27日、日本記者クラブで講演し、郵政民営化法案が否決される場合の衆院解散に否定的な見解を示したうえで、仮に総選挙となって民主党が第1党になる場合、「政治の安定のためにはそれしかないというのなら、(民主党との連立に)ちゅうちょすべきではない」と語った。法案の可否のカギを握る参院自民党の反対派を強く牽制(けんせい)したものだ。
講演で冬柴氏は、法案否決の場合、与党の党首会談で公明党が解散に反対する考えを明言。ただ、それでも首相が解散するなら拒否できないとし、「自民本体と(反対派の)第2自民党という新党、公明党で(連立を)やりたいというならやったらいい」とも語った。
冬柴氏としては、政権の枠組みの変更の可能性に踏み込むことで、反対派の動きを止めようとしたとみられるが、刺激的な内容だけに、神崎代表は同日の記者会見で「自公両党で選挙結果に責任を負う。過半数を取れなければ自民党と一緒に野党になる」と強調。党参院幹部も「党の見解ではない」と自民党議員に説明して回った。
一方、民主党の岡田代表は「民主党との連立を望むならまず自民党との連立をきっぱり切って選挙を戦ったらどうか。わが党は単独政権を目指している」と記者団に話した。
記者クラブも、こんな放言につきあわされるとは、ご苦労さんなことで。