自民党新憲法草案第1次案の全文

自民党の新憲法草案第1次案の全文をアップロードしました。
自民案が、もともと条文番号を便宜的に現行憲法にそろえてあるため、たとえば第9条にたいする改憲案は、第9条、第9条の2、第9条の3…のようになっています。また、欠になっているところもあります。

自民党新憲法草案第1次案全文

※Shift-JISのテキストファイルです。右クリックして「対象をファイルに保存」を選び、適当なフォルダにダウンロードしてください。リンクをそのままクリックしてブラウザで表示させたときは文字化けします。お使いのブラウザのエンコードを「日本語(シフトJIS)」にすると正しく表示されます。

※誤植、スキャナーの読み取りミス、脱落などを一部訂正しました。(8/3 21:25)

衆議院が戦後60年決議を採択

衆議院が、共産党を除く自民・民主・公明・社民などの賛成で、戦後60年の国会決議を採択。

メディアではまだ要旨しか流れていませんが、10年前の決議に比べても明らかに後退。歴史に残る無意味な決議になりそう…。

衆院で戦後60年決議採択 50年決議「想起」(共同通信)

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マクドナルド、未払い賃金の支払いへ

マクドナルドが、勤務時間を30分単位で計算していたのを是正するように、労働基準監督署から指導されました。

労働時間の計算が面倒だからといって、勝手に「切り捨て」は許されないということです。ちなみに、過去2年間にさかのぼって支払われるので、この2年間に短期間でもアルバイトしていた人はぜひ連絡を。

日本マクドナルド株式会社 元クルー・スウィングマネージャー・アルバイトスタッフ・社員の皆様

日本マクドナルド、アルバイトなどに未払い賃金支給へ(NIKKEI NET)

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自民党が改憲草案1次案を提示

とりあえず新聞報道の限りで。

  1. 自衛のための「自衛軍の保持」を明記。
    • この「自衛」には「当然」のこととして、「集団的自衛権」が含まれるとされているので、日本が直接攻撃されていなくても、たとえば世界のどこかで米軍が作戦行動をはじめると、「自衛」の名のもとに「自衛軍」が米軍との共同作戦を開始できることになる。
    • また、自衛軍が、「国際社会の平和及び安全の確保」のために「国際的に協調して行われる活動」に参加できるとの規定を設けているが、「国際的に協調して行われる活動」というのは国連決議に基くPKOとは違うことに注意。たとえばアメリカのイラク攻撃のようなものでも、英米が「協調」してやっている以上、「自衛軍」の参加が可能になる。(理論的いえば、アメリカと日本が「協調」しただけでも、自衛軍の派遣は可能になる?)
    • ちなみに、ここに「諸国民の公正と信義に対する信頼に基づき恒久の国際平和を実現する」とか「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する」など、現在の前文にある規定が移されているが、これは、10月発表される前文を中曽根流の訳の分からん前文に変えるため。
    • それから、「(3)自衛軍による活動は、わが国の法令並びに国際法規及び国際慣例を順守して行わなければならない。(4)自衛軍の組織及び運営に関する事項は、法律で定める」などの項目は、まったく無用の長物。これが憲法に書かれたからといって、「自衛軍」の行動をなんら制限することにならないことは明らか。こんな自明のことをわざわざ書くということは、かえって、自衛軍をつくろうという人たちが法令やら国際法を遵守する気があるのか疑わせるだけ。
  2. 「公益」や「公の秩序」を理由にして、国民の権利の乱用を戒める規定を設ける。何が「公益」か、何が「公の秩序」か定めがない以上、「公」(=政府)による広範な「私権」の制限に道を開きかねない。例えば、公共事業として道路計画が立てられると、自分の財産を守るために立ち退きに反対することさえできなくなる(「公益」に反するから)。「公の秩序」にさからってるとなったら、個人としても尊重されないし、生命・自由・幸福追求の権利もない。さらに、職業選択の自由はもちろん、居住の自由さえ認められなくなる。
  3. 政教分離の規定を緩め、国および地方自治体が、「社会的儀礼の範囲内」であれば、宗教的活動をしてもよいとする。小は各種工事の際の地鎮祭に始まり、大は靖国神社の国家護持やら伊勢神宮参拝、「大嘗祭」の国家行事化まで、やりたい放題。挙げ句の果てには、学校教育で神社参拝などということになりかねない。
  4. 憲法改正発議の条件を、各議院の3分の2以上から過半数に緩める。議院内閣制のもとでは、いつでも与党多数派が改憲を発議できることに。

「自衛軍保持」を明記 自民党改憲草案1次案(中国新聞)
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都響創立40周年記念コンサート:ヴェルディ「レクイエム」

去る7月29日(金)と30日(土)、東京都交響楽団創立40周年記念2日連続コンサート「〈レクイエム〉から〈歓喜〉へ」が催されました。その初日、ヴェルディ「レクイエム」の演奏会に行ってきました。

第1曲「レクイエムとキリエ」が始まったときは、ちょっと遅いかな?と思ったのですが、それは最初だけでした。ソロは、なんといってもメゾソプラノの竹本節子さんが声量といい、声の艶といい、ダントツで良かったと思いました。ソプラノの中村智子さんは、第7曲の最後になって、急に声が出なくなっていました。声こそ割れなかったものの、ラストの盛り上がりがちょっと損なわれてしまい、残念でした。

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