AU首脳会議が、日本などG4の国連安保理改革枠組み決議案との共同を見送り。
日本の“当て”がますます外れてゆきます。もうこうなったら、町村さんが公言されたとおり、分担金の支払いを凍結してみるしかない? でもそうなったら、世界中の顰蹙を買って、常任理事国はおろか、非常任理事国にも2度となれなくなるでしょうが…。
安保理拡大でAU、共同決議案見送り
朝日新聞 2005年08月05日02時52分国連安全保障理事会の拡大をめぐり、アフリカ連合(AU、国連加盟国52)は4日、エチオピアの首都アディスアベバで臨時首脳会議を開いたが、日本など4カ国(G4)との決議案一本化についての合意はできず、結論を先送りした。会議では、AUが国連総会に提出した独自決議案の扱いについて、新たに10カ国首脳による委員会で検討することを決めた。
会議筋によると、新たな首脳による委員会は、アフリカの五つの地域から2カ国ずつ選出され、6日までに発足。安保理拡大決議案に関する今後の方針を、報告書にまとめてあらためて各国首脳に提出するという。ナイジェリアや南アフリカなど、日本など4カ国(G4)との共同決議案提出に積極的な国は委員会に入らない、との情報もある。
日本外務省の幹部は「G4とAUが共同決議案提出で合意することについては挫折した」と話した。
AUの一部の国は4日の首脳会議でも、共同決議案に強く反発。新たな委員会での協議も予断を許さない。
4日の臨時首脳会議には、計46カ国の首脳や閣僚らが出席。冒頭、議長国ナイジェリアのオバサンジョ大統領が「AUとG4が調和のとれた決議案を国連総会に提出できるようにすることが会議の目的だ」と強い調子で合意を呼びかけた。これに対し、共同決議案に反対するエジプト、リビアなどは、さらに外相会議などを開いて検討に時間をかけるよう求めた。
エジプトはAUが7月上旬にリビア・シルトで開かれた首脳会議で、独自の決議案提出を決めて宣言を出していることから、「シルト宣言に戻るべきだ」と主張した。
常任理事国入りを目指すG4にとって、安保理拡大の枠組み決議案採択には、国連加盟国の4分の1を占めるAUとの決議案一本化か、その多数派の支持を得られることが前提だ。
臨時首脳会議で協議された共同決議案は、常任理事国を二つのアフリカ枠を含む6カ国、非常任理事国を5カ国増やして安保理を26カ国に拡大、新常任理事国の拒否権行使を15年間凍結するとの内容。先月25日の合同外相会議で、G4側から、それぞれが提出した決議案の妥協案として提示された。
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