青年向けの講義はちょっと難しい

青年向けに、「科学的社会主義の世界観」についての講義をするということで、金曜日夜から伊東に出張。講義は土曜日午前中から約5時間。

実を言うと、せっかく伊東まで出かけるのだからと、講義が終わったあと一泊して温泉につかって、とたくらんだのですが、あいにくのお盆休みの週末。しかも1人で泊まれるところというのが、なかなかない。旅館などは、1人で泊まるとめちゃ高くなる…。ということで、温泉宿泊計画は失敗。すごすごと直帰してきました。(^_^;)

ところで、実際の講義ですが、行ってみると、受講生のなかには、この手の話を聞くのは初めてという人もいて、準備した内容はすこし難しすぎたみたいです。

1つには、マルクス、エンゲルスの活躍した140年ぐらい前のヨーロッパ世界というのが、いまいちイメージがわかないという感じだったこと。マルクス、エンゲルスが活躍した時代のイメージを与えつつ、同時に、以前おこなわれていたような教科書的な講義でなく、この数年にみるみる発展している理論の最先端の話をするというのは、なかなか難しい。しかも、“おもしろエピソード”みたいな話で終わらずに、講義のあと、自分なりの勉強につなげられるような話をするためには、何をポイントにするのか、もう少し工夫が必要だと思いました。

もう1つは、この手の講義だと、まず「世界観」の話から入るのだけれど、「世界観」というのは、理論としては一番抽象的な話。で、そういう抽象的な話に、いまどきの若者はなかなか馴染みがないというか、慣れてないというか、そういう問題もある。この辺ももっと工夫の余地あり、と思いました。

講義要綱(pdf、769KB)、マルクス、エンゲルス年表(pdf、80KB)、資料集(pdf、200KB)

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