昨年8月に2次系配管破断で高温蒸気が噴き出し作業員11人が死傷する事故を起こして、現在停止中の福井県の関西電力美浜原発3号機が、また事故を起こしました。
こんども配管の事故で、ごくわずかとはいえ放射能を帯びた冷却水が作業員にかかるという事態に。
関電美浜原発で冷却水漏れ・2人が微量の放射能浴びる(日経新聞)
関電美浜原発で冷却水漏れ・2人が微量の放射能浴びる
関西電力は23日、昨年8月に11人が死傷する蒸気噴出事故が起きた美浜原発3号機(福井県美浜町、停止中)で、原子炉格納容器内の配管が折れ、微量の放射能を含む冷却水が作業員2人の顔や首にかかったと発表した。けがや被爆などはなく、環境への影響もないという。
関電によると、今月18日、配管を取り換え水を通す試験をしていたところ、流量を測定するために取り付けた配管(直径約1センチ)が折れ、微量の放射能を含んだ常温の冷却水(約30度)が霧状になって漏れた。
ポンプを停止して約1分後に止まったが、放射能を含む水約15リットルが噴出。近くにいた関係会社の作業員2人の顔や首に付着した。
美浜3号機は、昨年8月、タービン建屋内の2次系配管が破裂し、高温の蒸気を浴びた11人が死傷する事故が発生。運転を停止して定期検査をしている。[NIKKEI NET 2005/08/23 22:12]
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