国民新党の長谷川憲正参院議員が新党日本に移ったことについて、公明党の神崎武法代表が「国民を愚ろうするもの」と批判しています。
しかしその公明党は、かつて新進党が結成されたときに、公明党を分割し、衆議院議員は新進党、参議院は公明に、なおかつ地方議員は公明党のままとして、新進党が分裂すると、また公明党を結成…。これほど国民を愚ろうした話はないでしょう。
まあ、もちろん数合わせのために議員移籍するなどというのは、ほんとにひどい話なんですが、だからって公明党・神崎氏にそれを批判する資格はないでしょう…。
議員移籍、各党党首から批判の声
新党日本は、5人目の議員として連携関係にある国民新党から長谷川憲正 参議院議員が移籍し、公職選挙法が定める政党となりました。しかし、政党要件を満たすための議員の移籍には、批判の声が噴き出しています。
「今回の動きは、新党といいましても名ばかりであって、選挙互助会という感じがしてなりません」(自民党・武部勤 幹事長)
「これでは、国民を愚ろうするものであり、国民の理解を得られないと思います」(公明党・神崎武法代表)
「関心ありません。もともと新党の話は自民党の中の権力争いの結果ですから。小さな話は関心ありません。関心あるのは政権交代」(民主党・岡田克也代表)
「国民はうさんくささを感じていると思うんですよ。ちょっとひどいじゃないかと」(共産党・市田忠義 書記局長)
「政党要件の5人を満たすための数合わせというふうにいえるのではないでしょうか」(社民党・福島瑞穂党首)
(TBS News-i 24日14:31)