見境のない政治利権屋

公明党は、小泉首相と一緒になって郵政民営化推進を公約に掲げているにもかかわらず、郵政造反組の無所属候補の陣営に「比例は公明党へ」を約束させて支援する動きも見せています。

自分たちの議席のためだったら、なりふり構わぬやり方。議席を自分たちの利権とでも考えているのだろうか? あきれてしまう。

「比例票」獲得へ反対組支援も=小泉支持の陰で実利優先?公明党【05衆院選】(時事通信)

「比例票」獲得へ反対組支援も=小泉支持の陰で実利優先?公明党【05衆院選】

 公明党が、衆院選で重点を置く比例票獲得のため、実利優先で激しく動いている。同党は郵政民営化推進の小泉純一郎首相を支持しているが、一部では郵政反対の無所属議員との連携も活発化している。「『比例は自民党に』と支持者に呼び掛けるなら支援できませんよ」。公明党岐阜県本部の幹部は、岐阜1区から無所属で出馬する野田聖子氏の選対幹部に何度も詰め寄り、同陣営に「比例は公明」を約束させた。
 今回、野田氏は自民党執行部がぶつけてきた新人の佐藤ゆかり氏を迎え撃つ。同党執行部に反発し野田氏を支援する同党県連幹部は、公明党県本部の河合正智代表を訪ね、「よろしくお願いします」と頭を下げた。河合氏は「自民党の中で中央と地方のねじれがあるが、検討したい」と前向きに応じた。一方、佐藤氏も23日、松田岩夫自民党参院議員を同伴し、河合氏に推薦依頼。「初めての選挙で右も左も分からないのでご指導ください」と語る佐藤氏に、河合氏は「公明党とギブ・アンド・テイクできますか」。何の支援組織も持たない佐藤氏は言葉を返せなかった。同県本部幹部が言う。「無所属議員だろうが、比例で公明党の票が取れる候補者と手を結ぶ」
 福岡10区では自民党公認の西川京子氏が苦境に立たされている。西川氏は17日、公明党福岡県本部に推薦を依頼。応対した同県本部幹部は、「比例代表で救われると思って選挙区で勝つ気がないなら支援できませんよ」と、九州ブロックで比例1位が内定している西川氏にクギを刺した。そこで、西川氏に後援会名簿の提出を求めたところ「ふたを開けたら数百票の世界」(幹部)。驚いた公明党県本部幹部は、自民党側に再三、「県議、市議の組織をつけて票を出すのでなければ、西川氏を支援できない」と伝えたが、明確な返答はないという。公明党関係者が突き放して語る。「票を持って来ることができない自民党の手先になることはない」。(了)
[時事通信 8月26日7時1分更新]

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